潜在意識を覗くトレーニング
天気予報通り、今日は一日中雨です。さすがの晴れ男の私も、大きな傘を持って外出しました。家を出たときはほとんど降っていませんでしたが、帰りはかなりの本降り。お昼前に自宅に戻ってきたときは、カバンや上着の一部がびしょ濡れになるほどの雨でした。
そんな天気ですが、早咲きの桜は満開！やっぱり桜の花は華やかですね。
私の好きな言葉に「休眠打破」というものがあります。冬の厳しい寒さを経験することで、桜は春に向けて開花の準備を始めるそうです。自分にとって辛い状況を目覚めるきっかけにするなんて、素晴らしいと思いませんか？ 私たち人間に起きる辛い出来事も、もしかしたら「休眠打破」なのかもしれませんね。
今夜からはこの冬で最強クラスの寒波がやってくるとのこと。きっと夜半過ぎには、唸り声を上げた季節風が六甲山から吹き付けるのでしょう。明日から三日ほどは冬に逆戻りだそうです。でも四日目にはまた春の陽気になるそうですから、まさしく「三寒四温」ですね。本格的な春はもうすぐです！
さて、時々ブログで書いている意識のトレーニングの応用編です。シリーズ化しているわけではないので、忘れている方も多いでしょうね
最初はビジョン能力を高める練習方法を紹介しました。眠る前に自分がよく歩く道や車で走る道をイメージして思い出す練習ですね。そうして意識をビジュアル化することで、直感を受け取りやすくなると説明しました。
その次の応用編として、浮かんでくるビジョンを意識的に操作しないで放置する練習を説明しました。自分の得意な五感をフル活用して、流れに逆らわずに感じるままにしておく練習です。これを続けていますと、突然目の前に見える相手が話しかけてきたり、重要なメッセージを伝えてくれることがあります。
そして今回は、それをさらに一歩進めた方法です。自分が普段意識することのできない、潜在意識を覗く練習です。体外離脱や明晰夢を体験しているときは、そうした自分の潜在意識が具現化することがよくあります。恐怖を持っていると恐ろしい怪物や幽霊が出てきたりします。
そのような自分の潜在意識下にあるものを、睡眠の前後の変性意識状態で知覚する練習です。方法は先ほどの放置するビジョンと同じです。最初は受け取る知覚を操作しないでありのままに見つめます。それに慣れてくると、自分の意識を強く捉えるビジョンがあるのに気づくようになります。
ほんの一瞬で消えてしまいますから、もう一度追いかけようとしても無理です。でも漫然と現れるビジョンと違って、明らかに何かを伝えようとしているのが直感的にわかるようになります。自分の潜在意識に閉じ込めているものですから、大抵は心地よくないものです。高所恐怖症の方だったら高いビルの上にいるビジョンや、閉所恐怖症の方だったらどこかに閉じ込められるような感覚です。
それに慣れてくると、その瞬間のビジョンを記憶できるようになります。そこでそれが何を意味しているのか、自分が何を意識の奥深くに押し込めているかを心で尋ねるのです。根気よく練習すると、その返答を具体的なビジョンとして知覚できるようになります。それらはとても抽象的です。おそらく誤解を避けるために、象徴化しているのだと思います。
私の今朝の例で言いますと、二匹の昆虫が空中で死闘を繰り広げていました。大きさは共に10センチほどの昆虫です。しかしそのうち右側にいた昆虫は、見た目には一匹に見えますが、実は無数の小さな昆虫が群れを作ってひとつであるように行動しているのです。あまりに抽象的で、意味がわかりませんよね。
でも私にとっては、一人の人間と宇宙が全く同じものであることを暗示しているビジョンでした。なぜそれを確信したかと言いますと、何も知らない妻が朝食の時にそれと同じ意味の話題を提供してくれたからです。細胞をミクロまで突き詰めたとき、マクロの宇宙の姿と同じではないかという話題でした。朝食中にそんな話をしている夫婦は珍しいかもしれませんけれどね〜
とにかく睡眠前後の意識は、いろいろなことにチャレンジできます。根気よく練習していると、意識の未知な側面と出会うことができます。興味のある方はトライしてみてくださいね。
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