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高羽そらさんインタビュー

秘密だから闇組織になる

ふ〜〜、どうにか予定どおりに仕事が終了。ようやく普通にブログが書ける。

 

でも今日はかなりバテバテなので、簡単な読書メモだけにしておこう。とても興味深い本を読んだ。

 

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『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』石井暁 著という本。

 

これはタイトルにある通り、自衛隊の闇組織について触れたもの。何をしているかといえば、いわゆるスパイ活動。冷静時代は旧ソ連、現代では中国、北朝鮮、そして韓国の情報を収集しているらしい。

 

この「別班」の存在について、政府は公式に否定している。このことについて容認できない著者が、その実態を暴こうとしたのがこの本。その結果わかったことは、自衛隊の隊員でさえ知らない人がいる。ゆえに首相や防衛大臣には秘密となっているらしい。

 

それが事実だとしたら、たしかに大きな問題。いわゆる文民統制(シビリアンコントロール)が機能していないことになる。戦前の日本軍のように、政府の意向を無視して暴走するかもしれない。

 

「別班」に選ばれた優秀な自衛隊員は、表向きはその身分を捨てる。外務省等の国家公務員の肩書きとなって、中国や韓国に潜入するそう。年賀状も禁止され、友人たちとも連絡を取らない。完全に身分を隠す。

 

そして現地の情報提供者を使い、その国の最新情報をゲットするという仕事。アメリカでいえばCIAがやっているようなことだろうね。

 

著者は共同通信の記者なので、革新系の傾向が強い。それゆえ自衛隊や現政権に対する批判的な姿勢が見え隠れする。そのあたりを少し差し引いて読まないと、やや偏向した情報になってしまうような気がした。

 

この本を読んで感じたのは、まずこういう組織は必要だということ。先進国でそのような組織を持っていない国なんてない。日本の場合、自衛隊について曖昧な解釈なままで放置しているから、秘密組織にならざるを得ないんだと思う。

 

そういう意味では、ボクは憲法改正するべきだと思う。実質的に軍隊としての能力を有しているのに、中途半端な位置に自衛隊を放置するべきではないと思う。文民統制を機能させるためにも明確にするべきだろう。秘密にするから闇組織になってしまうんだと思う。

 

それでも秘密は存在する。どうしても首相や防衛大臣に言えない情報が出てくるはず。著者はアメリカでは文民統制が機能していると言っているが、それはあり得ない。トランプ大統領が知らない極秘情報なんて、普通に考えて存在するだろう。文民統制が完璧だとは思えない。

 

だからどちらにしても、闇組織は動く。それは国家という存在にとって避けられないことだと思う。だから少しでも闇の部分に光を当てるべき。そのために自衛隊の役割をもっと明確にするべきだと思うなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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