初ポニョに感動
今日で9月も終わり。自分の感覚よりも時間の経過スピードが速いので、マジで驚いている。明日から10月なんて、何かのまちがいじゃないかと思ってしまう。
今月中に新作小説の初稿をあげようと頑張っていたけれど、断念した。12万字くらいに収めるつもりだったのに、すでに今日の段階で13万字を超えている。結末まで行くと軽く15万字を超えそうなほど話がふくらんでしまった。
とにかくこのまま最後まで書いて、その後にダイエットするしかない。来月の10日までに初稿をあげて、月末を閉め切りとする予定に軌道修正した。そのペースでもかなりきついので、エンジン全開で集中するしかない。
そんなバタバタしそうな10月なのに、秋の大掃除に手をつけてしまった。今月中に始めたいと思っていたので、ギリギリ今日の午前中にスタート。といっても期間を決めずに、年末までにできるところから済ませるという、なんとも壮大な大掃除の予定w
来月以降、今よりさらに忙しくなると見込んでいるので、より現実的なやり方を選択した。仕事に使う脳と体力を温存しながら、少しずつ大掃除を楽しもうと思っている。今日のとっかかりは、ミューナ様のトイレ掃除。
秋晴れの気持ちいい天気だったので、古い砂を全部捨てて、水洗いのあと午前中をかけて乾燥。そして今はまっさらの砂が入っている。当のミューナは、綺麗になったトイレをチラッと確認しただけで、ずっと爆睡している。きっと今夜には使ってくれるだろう。
今日はそんなこんなで頭も身体も疲れているけれど、心身ともに癒してくれるファンタジー映画を観た。
『崖の上のポニョ』という2008年のジブリ作品。まだ観たことがなかったので、先週に民放で放送されていたのを録画しておいた。
子供向きの作品だけれど、結構ハマってしまった。だってポニョがめちゃ可愛いから。『人魚姫』という物語から宗教色を抜いた現代版ファンタジーという印象。パルテル調の背景画がいい雰囲気で、手書き感が優しい世界観を支えていたと思う。
ストーリーもかなりシンプル。登場人物の背景説明もほとんどないし、伏線が張りめぐらされていることもない。淡々と物語が進行するので、子供でも内容が理解できると思う。調べてみると、意図的にそうした構成にされていたらしい。なるほどね。
宗介とポニョが互いを想い合うピュアな愛は、子供だけでなく大人の心も動かす。わかっていても、涙がこぼれてきた。いい物語だよね。
ただこの物語について、実は死後の世界を描いたのでは? という都市伝説はかなり信憑性がある。なぜならそんな都市伝説があるのは知らなかったボクが、物語の後半はそうだと感じてしまったから。
魔法の世界だと言えば説明がつくけれど、車椅子だった老人ホームの女性たちは自由に走り、行方不明になったと思われた宗介の母のリサも、老人たちと一緒に水中で普通に呼吸をして過ごしている。
そしてそこへ向かった宗介とポニョがトンネルを抜けたとき、人間の姿だったポニョが魚に戻ってしまう。まるであの世とこの世をつなぐトンネルを抜けたように感じた。そんな都市伝説がまことしやかに流れるのは納得できる。まぁファンタジーは、それ以上追求しないのがいいところだけれどね。
そう言えば『となりのトトロ』だって、サツキとメイは死んでいる、という都市伝説があった。宮崎さんのアニメは、それほど次元を超越しているということだろうね。とにかくめちゃ癒されたし、初ポニョの可愛らしさに感動した。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。