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高羽そらさんインタビュー

SMAP騒動の裏側がわかる本

今日は朝から小春日和で、気持ちのいい青空が広がっていました。我が家のサボテンの、たかし君とふとし君の兄弟も、たっぷり日光浴ができました。今年の春で種から植えて丸3年です。でもサボテンの成長は遅いので、まだまだ赤ちゃんの雰囲気ですね。

 

天気のいい午前中は、長男のミューナとサボテンの3兄弟が、仲良く太陽の光を浴びています。そのなかで、最も赤ちゃん気分が強いのはミューナかもしれません。

 

明日、ブログでアップしている『妖精からの招待状』を削除するのですが、今日はその文章をコピーしています。意外に時間がかかるので、まだ途中です。昨年の年末で終わった連載ですが、スタートしたのは7月2日でした。

 

あまり意識していませんでしたが、去年の下半期をかけて書いていた小説なのですね。一日置きとはいえ、真夏から真冬まで関わっていたのに驚きました。せっかく登場してくれたキャラたちですから、大切にリノベーションしていきたいと思っています。

 

さて、今年に入って芸能界の話題が満載です。SMAPの独立やベッキーに関する騒動で賑わっています。基本的に関心がないですし、そんなにヒマでもないので、ネットのニュースでチラッと見る程度です。まぁ、ファンの人は大変なのでしょう。

 

そんな芸能界の裏事情が書かれた本を読みました。

 

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『芸能人はなぜ干されるのか? 芸能界独占禁止法違反』星野陽平 著という本です。

 

ネットの書評を読んでいて、面白そうなので読んでみました。かなり分厚い本で、かつ二段書きです。ですから読了するのに結構時間がかかりました。

 

真偽はともかくとして、かなり恐い本です。実名がポロポロ出てくるので、ええんかいな、と思ってしまいます。少し過激な文章を書かれる方のようですから、若干は差し引いて内容を読むべきかもしれません。そうだとしても、かなり衝撃的な内容でした。

 

タイトルを読んで分かるとおり、芸能人が事務所を移籍する、あるいは独立しようとした時に干されてしまう、という内容です。それも徹底的に。

 

その大元は映画会社だったそうです。戦前は日本の娯楽の中心は映画でした。戦後は様々な映画会社が映画を作りましたが、俳優さんは会社の専属になっています。松竹、東宝、日活、大映等、それぞれ専属でした。

 

ところが人気のある俳優さんは使いたい。映画会社が協調できている時はいいですが、そうでないと何が起きるか? そう、引き抜きです。

 

その引き抜きを防止するため、映画会社がカルテルを結びます。ですから移籍や独立を俳優が求めると、徹底的に潰しにかかります。山本富士子さんがその犠牲になった実例が出ていました。

 

その後映画がテレビに取って代わり、芸能事務所が台頭してきます。そうすると大手の事務所でもそうした規制がかかるようになり、芸能人が自由に移籍や独立をできない風潮ができました。例えばAという事務所の人気タレントが独立したとします。もしそのタレントをテレビ番組で使うと、Aの事務所は所属タレントがその番組に出ることを拒否します。人気タレントが多数いる事務所なら、そのパワーは強大です。

 

テレビ局としては、そのタレントの使用を諦めざるをえません。そうして干されてしまうのですね。

 

渡辺プロ、ジャニーズ事務所、吉本興業、バーニング等、それぞれの会社の歴史やその暗部がかなり詳細に書かれていました。興味のある方は読んでみてください。ちょっとしたホラーや暴力映画より恐いかもしれません。

 

2014年に出版された本ですが、この本を読めば今回のSMAP騒動の裏側で、どういうことが起きたのかは想像できます。もし解散してキムタク以外のメンバーが事務所を出ていたら、その末路は悲惨なことになっていたはずです。

 

確かに客観的に見れば、独占禁止法違反であり、職業の自由の選択という憲法の定義に抵触するかもしれません。さらに労働法的にも問題があるでしょう。労働基準法なんて、この世界ではあってないようなものでしょうから。

 

でも、私は違和感を持っていません。

 

なぜかといえば、京都の祇園の芸舞妓事務所で働いていた経験があるからです。だからある意味、どこか免疫ができているのかもしれません。

 

舞子さんは、置屋に所属します。芸能事務所とよく似たシステムです。見習いの女性に対して衣食住の世話だけでなく、お稽古の費用も全て負担します。舞子としてデビューしたら、その高価な衣装もすべて置屋もちです。莫大な金額が先行投資されます。

 

ですからデビューしてお花代を稼ぐようになると、そのほどんとは置屋の収入となります。置屋さんによって微妙にシステムは違いますが、小遣い程度しか渡さない置屋さんもあります。

 

私が祇園の事務所に勤めてすぐの時に、「舞子脱走事件」というのがありました。一時期はワイドショーでも取り上げられました。

 

置屋のシステムに不満を持ったいくつかの置屋の舞子たちが、抗議の意味を込めて置屋を脱走したのです。そして週刊誌等に、そのネタを売りました。事務所でもその噂で持ちきりでした。

 

でもあっという間に事態は収拾されました。江戸時代から続いてきたシステムです。そんな舞子たちの声が届くはずありません。引き続き舞子として働きたい人は、謝罪して置屋に戻ってきました。そうしないと、どこのお茶屋でも座敷にあげてくれないからです。つまり干されてしまいます。

 

その後は、私の在職中にそうした騒ぎが起きることは一度もありませんでした。舞子を何年か勤め、芸妓になって年季が明ければ、すべて自分の稼ぎになります。『自前』という制度ですが、自動的に時期が来れば独立できるわけです。もちろん衣装代等は自分持ちになりますが。

 

芸能や興行の世界には、いろいろ裏の事情があるものです。芸能界については知らないことも多かったので、とても興味深い本でした。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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