非日常を日常化するしかない
今日で9月も終わり。2020年も残すところ3ヶ月となった。
しかしなんという9ヶ月だったのだろう。本来なら東京オリンピックが開催されて、世界中が盛り上がっていたはず。なのに新型コロナの影響で、予定されていた何もかもがぶっ飛んでしまった。そしていまだに多くの問題が山積している。
新型コロナはインフルエンザウイルスとちがって、夏になっても勢いを落とさなかった。つまり1年中警戒する必要がある。なんてやっかいなウイルスなんだろう。
コロナのおかげで多くの人の夢が絶たれ、人生設計を狂わせられてしまっただろう。海外では考えられないほど多くの死者が出た。泣く泣く飲食店を閉める人や、職を失ってしまった人も多いだろう。
症状を緩和する薬や、ワクチンの開発が世界的に進められている。ワクチンに関しては、来年の春には一般の人にも接種可能になるだろう。だけどボクたちが決して忘れてはいけないことがある。
新型コロナウイルスが消滅することはない、ということ。
ウイルスというのは変異するのが当たり前。だからワクチンが完成しても、それをあざ笑うかのように変異を繰り返すだろう。それはインフルエンザで毎年起きていることと同じ。だからゼロリスクなんてあり得ないことを自覚する必要がある。
何が言いたいかと言えば、『ボクたちはもう日常を取り戻す時期が来た』ということ。
新型コロナウイルスはやっかいだけれど、注意深く過ごせばそれほど恐れるものではないことがわかってきた。高齢者や持病のある人が要注意なのは、インフルエンザだって同じ。だからいわゆる『三蜜』を避けることで、十分に感染予防できるということ。
だから注意しつつも、日常を取り戻していくべき。でないと経済が立ち行かなくなってしまう。そして芸術や文化が死滅してしまう。コロナ以前のように行かないことは数多い。過去の視点からすれば、誰もがマスクをしたりアルコールで消毒している非日常の世界が継続している。
だけどもう変えられないことはある。だからそんな非日常を日常化していくしかない。マスクをしてソーシャルディスタンスを意識しながらも、買い物に行ったり、遊びに行ったり、食事に行くべき。変化を受け入れて、新しい日常を形成していく時期だと思う。
我が家も4日に1度だった買い物を、以前のように2日に1度に戻した。そしてずっとボクが一人で買い物をしていたけれど、再び妻と一緒に外出するようになった。もちろんマスクはしているし、密にならないよう意識している。
でもそうして日常化していくことで、人間はすぐに現状に慣れていくと思う。そして少しずつストレスを緩和させていけるはず。だからいつまでもウイルスを過剰に恐れないで、共存していく道を見つけるべきだと思う。
明日からの10月は、そのことを意識して過ごしていこうと思う。
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