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高羽そらさんインタビュー

東京物語

今日で2015年の11月も終わりです。明日からは12月。わかってはいますが、やっぱり時間の過ぎゆく速さに驚きます。いよいよ年末ですね。

 

今日は急用があってお昼前に少し出かけた以外は、自宅にこもっていました。昨日は久しぶりに三宮を歩きましたが、街はすっかりクリスマスの雰囲気です。12月4日からルミナリエが始まると、ますます神戸は師走の空気に包まれるでしょう。

 

IMG_3278

 

 

昨日の散歩中に撮影した写真です。何となくクリスマスのイメージを感じますね。

 

さて以前にブログで連載していた『不死鳥を見た男』の1回目のリノベーションが、先ほど終了しました。キリがいいので、11月中にできて良かったです。大幅に加筆修正していますが、かなり面白い物語になりそうです。

 

明日からは本格的な推敲作業に入ります。予定としては12月中に完成させたいと思っています。そして新年からは、現在ブログで連載中の『妖精からの招待状』のリノベーションに取り掛かる予定です。間もなくブログではエンディングですからね。

 

ということで、次に連載を予定しているホラー小説の準備を開始しています。ある過去の未解決事件が気になっていまして、現在はその勉強中です。かなり不気味な事件ですので、物語に利用できないかと狙っています。イメージが出来上がるには、もう少し時間がかかりそうです。

 

さて、先日「ガストンとの対話」で、亡くなった原節子さんのことを書きました。その時食わず嫌いで見ていなかった小津安二郎監督の映画を、機会があれば観るつもりだと書きました。予想どおり原節子さんの追悼で映画が放送されていたので、早速今日の午後に鑑賞しました。

 

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『東京物語』という1953年の作品です。原節子さんの代表作ですね。今日観たのは、2011年にデジタルリマスターされた作品ですので、モノクロながらも綺麗な映像でした。

 

いや〜、実に素晴らしい映画でした。この映画のファンが大勢おられるのがわかります。ラスト近くで笠智衆さんが原節子さんに語りかけるシーンでは、感動して涙を流してしまいました。私が生まれる前に、こんな映画が存在していたのですね。

 

ストーリーはいたってシンプルです。尾道で暮らす老夫婦が、東京の子供たちを訪ねます。実の子供たちはそっけない態度で接しますが、戦死した次男の妻である紀子は二人に優しく接してくれます。夫婦が尾道に戻った直後、その妻が病で亡くなります。そしてまた子供たちが尾道に集まる。黒澤明監督作品と比べると、ハラハラドキドキの冒険活劇を見ることはできません。普通の家族が、普通に過ごしている映画です。

 

ところがそうしたストーリーだけでは見えない、人間の心の機微が細かく描かれています。カメラをローアングルにして、俳優さんの正面から撮影されています。真正面を向いてカメラ目線でセリフを話す俳優さんを、他の映画ではあまり見ることはありません。しかしそうしたカメラワークが効果的でして、観ている自分に直接語りかけられているように感じます。その場にいるような気持ちになるのです。

 

これは小説と同じやり方ですね。物語を進行させている人物を、常に観客の視点と合致させるのです。ですから何気ないセリフのやり取りでも、つい引き込まれてしまいます。かなり長い映画でしたが、あっという間に見終わった印象です。

 

そして昭和28年の東京の様子を見るのも、別の意味で楽しかったです。公開された当時はリアルタイムであっても、今の私から見れば立派な記録映像です。そしてほとんど亡くなっていますが、若い頃の俳優さんたちの生き生きした姿を見るのが楽しかった。

 

杉村春子さんや山村聰さんは、本当に懐かしい。香川京子さんも可愛かったです。笠智衆さんは当時は若いのに、見事な老人役です。私が映画を見始めた頃と、ちっとも変わっていません。どうしても『男はつらいよ』の御前様に見えてしまいますが……。突然、渥美清さんの寅さんが出てきそうでした。

 

やっぱり食わず嫌いはダメですね。個人的には黒澤明監督の映画のほうが好きですが、まだ観ている数は比較できません。近いうちに原節子さんが出演する別の小津作品が放送されますので、録画して観るつもりです。もしかしたら、小津映画にハマってしまうかもしれませんね〜!

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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