もう、汗か涙かわからへん
今日で7月も終わり。暑さは絶好調で、京都では37度の予想最高気温。名古屋はさらに上手の38度とか。
神戸もかなりの暑さです。おそらく昨日よりはるかに気温が高いでしょう。ところが、幸いなことに風が吹いています。私と妻、そしてミューナもリビングから避難して、六甲山からの風が吹き込む西側の部屋で快適に過ごしています。私はJourneyという大好きなロックバンドのバラード曲特集を聴きながら、ブログを書いています。
昨日の散歩中に撮影した写真です。夏らしい美しい花ですね。
今日はブルームーンです。少し薄い雲がかかっていますが、今のままなら満月に会えそうな気がします。今夜、京都の愛宕山では千日詣りですね。きっと大勢の方が、汗をかきながら山頂の愛宕神社を目指すのでしょう。8合目くらいで京都市内を一望できるので、ブルームーンが見れるといいですね。
さて、暑いリビングで汗をかきながら、午後に観た映画です。
『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』(原題 Marley & Me)という2008年のアメリカ映画です。
ジョン・グローガンという人が2005年に出版したエッセイが200万部のベストセラーになります。そのエッセイを映画化した作品です。だから当然ながら、主人公はジョン・グローガンという役名で、オーウェン・ウィルソンが主役を演じています。原作は読んでいませんが、きっと本人そっくりでピッタリの配役なのだと思います。
そして奥さんのジェニーを、ジェニファー・アニストンが演じていました。比較的ワンパターの役が多いジェニファーですが、この映画はちょっと違う一面が見られて良かったと思います。
新婚のジョンとジェニーは、子育ての予行演習として子犬を飼います。それがマーリーでした。ところが超がつくほどのおバカ犬。しつけ教室を早々に退学になるという始末です。ところがおバカゆえに、可愛いのですよね。
その後3人の子供が生まれるわけですが、子犬から老犬になって亡くなるまでの物語です。動物と暮らしていると、必ず別れを経験します。それがわかっていながら、ついつい一緒に暮らしたくなるのですよね。
でも、それは決して無駄な時間ではありません。犬であれ猫であれ、いろいろなことを教えてくれます。3人の子供たちはマーリーを通じて多くのことを学んでいるはずです。そしてジョンも「世界一おバカだと言ったけれど、きみは最高の友人だった」と抱きしめます。
実話だと知っていましたし、別れのシーンがあることを知っていました。だから見るのを避けていました。
でも、観て良かったです。とても素晴らしい映画でした。いっぱい笑いました。ハチャメチャなマーリーの行動にお腹を抱えました。
そしていっぱい泣きました。映画を観て、これほど泣いたのは久しぶりです。汗を拭くはずのタオルが、涙でぐっしょりでした。そして、その涙で心が洗われたように思います。
どんな動物でも、抱き上げた瞬間から家族です。そしてその命を最後の最後まで預かる責任があります。この夫婦は、新聞記者という職業や育児に忙殺されます。そのうえマーリーが家中の家具を破壊して暴れまわるわけですから、平和な生活のために手放すことも考えてしまいそうです。
でもこの二人は、決してマーリーを手放すことはしません。それどころか、大切な家族として愛し続けました。これが当たり前です。でも、そんな当たり前のことができない人間が大勢います。命を預かるという責任に対して、もっと切実に真面目に向き合ってほしい。心からそう思います。
ラスト近くで、ジョンがマーリーを海で自由に泳がせるシーンがあります。それを観て他の飼い主たちもリードを外して、犬たちを泳がせます。その躍動感に溢れる映像が、今も心にくっきりと残っています。犬を飼いたいと思わせる、とても美しい映像でした。あぁ、思い出しているだけで、涙が出てきました。
続編の映画が製作されるそうですね。出演者が同じなら、観てみたいです。原作も読んでみようかな、と思っています。
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