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高羽そらさんインタビュー

蝉が教えてくれたこと

近畿は今日が梅雨明けです。ちょうど土用の入りと重なりましたから、いよいよ本格的な夏ですね。天気図が好きなのでよく見ていますが、梅雨前線は台風が来る前に近畿を超えて北上していました。正確に言えば、その時から実質的な梅雨明けだと思いますけれどね。

 

今日は外出しましたが、さすがに暑い。梅雨明けというニュースを見たせいか、余計にヒートアップしたような気がします。スーパーの中はエアコンが効いていますが、外に出て次のスーパーまで歩く時が大変。人間は楽な方に身体が慣れやすいですから、外に出た時が辛いですね。

 

お昼過ぎに自宅に戻ってきましたが、やっぱり家にいるのが一番。窓を開け放して風を感じているのが大好きです。エアコンに身体が慣れてしまうと、手放した生活をするのが難しくなります。エアコンがあれば、どうしてもリモコンを手にしますからね。

 

年金をもらうような年齢になれば、熱中症予防でエアコンを導入するかもしれません。でもそれまでは、ここ10年以上経験しているようにエアコン無しの生活を続けたいと思っています。何より身体が夏に慣れて、快適に過ごせますからね。しっかり汗をかいて、しっかり水分とミネラルを補給する。だからかえって夏バテとは縁がありません。真夏でも一ヶ月の電気代が2,000円代ですから、エコにもなりますしね。

 

さて夏といえば蝉です。以前にも書いていましたが、私は蝉が大好きです。あの元気な声を聞いていると、生きるパワーをもらえます。

 

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今日の午前中に見つけた抜け殻です。プラプラ歩いている時に抜け殻をみつけると、いつも感動します。暗い時間帯に土から出てきて、一生懸命に羽化するわけですものね。どんな気分なのか、体験してみたくなります。

 

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そのすぐ近くに、成虫の蝉を見つけました。愛らしい姿です。

 

私が住んでいる地域では、クマゼミが主流です。梅雨が明けて本格的な夏になってくると、ミンミンゼミが勢力を増してきます。今も午後の最高気温の時間帯になると、ミンミンゼミが元気な声を聞かせてくれます。朝夕の静かな時間帯には、ヒグラシのカナカナ、という優しい声も聞こえます。今年はまだ聞いていないですね。

 

それから夏も終わりになると、ツクツクボウシが大合唱してくれます。四季があって、そのうちの4分の1として夏が存在するわけではありません。夏と呼ばれる時期でも、日々微妙な違いを見せてくれます。蝉たちの声は、そうした季節の移り変わりを教えてくれていますね。

 

子供の頃に蝉は土の中に7年いて、羽化してからは一週間で死んでしまうと聞きました。子供時代でも、そして今でも、その不思議な生態に心惹かれるものがあります。蝉の種類によって違うそうですが、実際には5年ほど土の中にいて、3週間から6週間ほど成虫として過ごすそうです。それにしても、やっぱり不可思議な生態です。

 

今日蝉の抜け殻を見ていて、しみじみ思いました。この写真の抜け殻を残した蝉がどこかにいるはずです。少なくとも5年は使っていた身体です。蝉の人生にとってはほとんど全て、と言っていいでしょう。でも、その過去の自分の姿に執着して、そこに戻ってくる蝉はいませんよね。

 

だって羽ばたけばもっと自由な世界があって、今までの土の世界とは比べることのできないほど果てしなく広い世界が存在しています。でも不安もあるのかな? とてもそんな風には感じませんね。この夏の日差しの下が、もとから自分の世界だったことを知っているように思えます。

 

でも私たち人間は、抜け殻にこだわっている蝉の成虫のような気がします。目の前に無限の世界が広がっているにもかかわらず、今まで慣れ親しんできた身体に固執しています。新しい世界に不安を感じ、変化することを恐れています。せっかく羽化しているのに、その場から動けない状態ですね。

 

きっと蝉は自分の残された時間を無意識に知っているのだと思います。だから子孫を残すために、勇気を持って飛び立つのでしょう。いや、そんなセンチなことさえ考えていないかもしれませんね。ただ、精一杯に今日を生きているのです。それは時間がないことを知っているからだと思います。

 

でも人間はいつまでも自分の時間が存在するかのように錯覚しています。だから切羽詰まって目覚まし時計がなり始めてから、ようやく慌てて人生を見直そうとします。蝉から見たら不思議な生き物に見えるでしょう。自分の背中に羽根があるのを忘れているのが人間ですから。蝉を見ているだけで、いろいろなことを教えてもらえるような気がします。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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