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高羽そらさんインタビュー

わたしの不思議体験 Vol.18

前回で奈良県の天河神社が登場しましたので、時代は前後しますがこの神社にまつわる体験を書いておきたいと思います。

初めて天河神社に行ったのは、28歳くらいの頃だったと思います。もう25年ほど前のことですね。後継ぎになるのが嫌で父親の会社を退職して、税理士事務所で働いていた時代です。休日の午後、トイレに入っている時にふと声が聞こえました。

「天河神社に行け!」

いてもたってもいられなくなり、自家用車に飛び乗りました。そしてひたすら奈良に向かってアクセルを踏みました。ネットなんてない時代ですし、地図も持っていません。スピ系の本で天河神社という言葉をようやく耳にした程度です。道路標識だけが頼りでした。

現在は大きなトンネルがいくつも掘られていて、観光バスでも天河神社に行くことが可能です。ところが当時は違いました。普通自動車がかろうじて離合できるかどうかという狭い山道をいくつも抜けなくてはいけません。おまけにそこへ路線バスやトラックまでやってきます。

ところが一度もバックする必要もなく、対向車と離合するときは広めの道ばかりでした。そして全く迷うこともなく天河神社に到着しました。午後4時頃だったと思います。すると不思議なことに、その場で私を待っていたかのようにある方に声をかけられました。

当時で60歳くらいの男性でして、天河神社にまつわる著作を出版されている方でした。地元の郷土歴史家のような人です。その方が天河神社を案内してくださったのです。そしてその周辺にある神社ゆかりの建物や南北朝時代に南朝の御所が置かれていた、黒木御所跡なども案内してくださいました。おかげですっかり天河神社に詳しくなりました。

それから1年くらいしてある男性と出会いました。Nさんという方です。私と同世代ですが、当時流行していたチャネリングをする方をご存知で、霊能者や超能力者と呼ばれている方と交流されていました。すっかり仲良くなりその方が行こうと誘ってくれたのが、天河神社だったのです。

神社の宮司さんとも懇意にされている方でしたので、一緒に行くといろいろ宮司さんからお話を聞くことができました。UFOを見られた話などはとても面白かったです。Nさんと節分祭に行ったときは、常宿にしている民宿は大盛況。自称霊能者、自称超能力者という方ばかりで、不思議な話をたっぷり聞きました。

そのとき言われたのが、天河神社にスムーズに来れるのは、神社の神様が受け入れてくれているからだとのことでした。歓迎されていない人は道に迷ったり、車でバックしなければいけなかったりと、まっすぐ来れないそうです。今では誰でも行けますけれどね。でも私と天河神社の縁の深さを感じました。

その時、私の背後で女性の霊が守っていると言っている人もいたなぁ。夜には天河神社の舞台が開放されていまして、そこで大勢の人と一緒に瞑想をしました。宮司さんのお宅ではおむすびがふるまわれていて、美味しく食べたことも懐かしいです。そして深夜の午前2時頃。

Nさんと民宿を出て、ある場所に行きました。もともと天河神社が建てられていた場所で、民家を離れた山沿いにあります。深夜はヤバイ存在が周囲を漂うので、行かないほうがいいと言われていました。そう言われると、かえって行きたくなります。

でもそこに待っていたのは満点の星空でした。言葉にできないほどの美しさです。2~3分に一度は流れ星を見ることができます。節分の深夜で海抜1,000mの場所ですからめちゃくちゃ寒い。でも忘れることのできない光景でした。

その記憶があったせいか、妻と結婚した年の夏のことです。もう18年前ですね。流れ星を見に行こうと思い立ち、夜に京都を車で出ました。その頃もトンネルはできていませんでしたので、例の細い山道です。ヘッドライトを消したら何も見えないほどの闇の中を走りました。でも相変わらすスムーズに到着できます。

しかし生憎の曇り空で、星を見ることはできませんでした。仕方ないので車のなかで眠って夜を明かすことにしました。そのとき妻が不思議な体験をしました。ウトウトしているときに、曇り空なのに見事な星空が見えたそうです。そして姿ははっきり見えませんが、私の友人だという存在たちがその場にいたとのこと。もちろん人間ではないですよ。夢かもしれませんが、私には何か強く感じるものがありました。

明るくなってから、Nさんと流れ星を見た場所に移動しました。前方には天の川という美しい渓流が流れています。二人でその川を見つめているとき、キラッと光るものが見えました。よく見ると金色に輝く魚が私たちのほうに近づいてきて、その姿を見せるとそのまま消えてしまったのです。心が揺さぶられるほど感動する美しさでした。

さらに天河神社の裏手にある南朝の黒木御所跡に行った直後。妻が車のなかである存在から不思議なメッセージを受け取りました。南北朝時代にあるスピリチュアル的な出来事があり、そのことを伝えられたそうです。そして私がそれを物語にする気があるのなら、全面的にバックアップするとのこと。

ようやくその物語を昨年に書きました。17年もかかりましたけれどね。実はその物語にガストンが登場します。まぁ、いつか公開することができればいいなぁと思っています。

『夢で会える 体外離脱入門』は在庫僅少ですので、お求めの方はハート出版さんや書店に問い合わせてください。Amazonでの注文はこちらです。

『ゼロの物語』3部作は電子書籍のみの販売となりますので、こちらのホームページから販売サイトに行ってくださいね。

コメント (3件)

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  1. ご返答ありがとうございました。

    古くからの友達って・・^^;
    本当ですか、すごい確率ですよ。
    そらさんと阿部さん、
    二人とも気になるし興味あるし、
    似てるところがあると思ったら、
    そういうことですか。
    これは引き寄せてるなぁ・・・

  2. ひのっちさん、コメントありがとうございます♩
    私は阿部さんと直接に面識はないのですが、『ゼロの物語』を出版してくださっている会社の社長さんは、古くからのご友人だということです。
    ある意味ご縁があるのかもしれませんね〜!

  3. そらさん、不思議体験記事ありがとうございます。

    奈良県の山奥にある天河大辨才天社ですか、リーラの阿部さんも同じような事言われてましたよ。人生の転機になった場所だって。
    運命に導かれるようにです。


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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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