電子機器の規格は要注意
昨日からiPhone13の販売が開始された。コロナの影響もあってか、以前のようなイベント感はなくなった。さらに今年の新機種はiPhone12のマイナーチェンジの様相が強いので、いまいち盛り上がりに欠けているような気がする。
そんなiPhoneに関してヨーロッパで注意するべき動きが起きている。
EU、スマホの充電端子をUSB Type-Cに統一する法案–「iPhone」にも影響
まだ草案の段階だけれど、EUは電子機器の端子をUSB Type-Cに統一しようという動きが起きている。これはスマートフォンに限らず、ダブレット、カメラ、ネッドフォン、ポータブルスピーカー、携帯用ビデオゲーム機等にも適用される。
ここで問題となってくるのがiPhoneのLightning端子。ボクが今年の4月に機種変更したiPhone11もそうだけれど、イヤホン端子が廃止されてLightning端子に統一されている。だから有線のイヤホンで音楽を聴く場合、充電しながらというわけにはいかなくなった。
もしEUでこの法案が可決されたならば、iPhoneがEUの市場から締め出されてしまうことになる。もちろんAppleはイノベーションを阻害するとして苦言を呈している。だけどEUがこのまま法案を可決まで持ち込むと、AppleとしてはLightning端子の廃止を検討しなくてはならないだろう。
ボクはこの動きに賛成。Lightning端子は充電だけならいいけれど、イヤホン端子として使うと不具合が起きやすい気がする。実は今年の4月に購入したイヤホンが2ヶ月で使えなくなってしまった。その後はかなり注意するようになったので、買い替えたイヤホンは4ヶ月経過しても無事に使えている。
でもこれがUSB Type-C端子なら、もっと安心して使えると思う。いやそもそもAppleとしてはUSB Type-Cを推進してきたはず。
ボクが今年買い替えたMacBook Airは、ヘッドホンポートが1つ、そしてUSB Type-Cポートが2つあるだけ。つまりMacBook AirやMacBookに関しては、すでに充電はUSB Type-Cに統一されている。
だからiPhone11のバックアップをMacBook Airで取るためには、LightningケーブルはUSB Type-Cのものが必要。さらにMacBook Airで書いた小説の原稿をバックアップするために使っているUSBメモリーも、ボクは今年の4月からUSB Type-Cに切り替えた。
AppleとしてはUSB Type-Cの先駆者のような役割を果たしてきたわけだから、iPhoneの充電端子をUSB Type-Cに統一することに反対する理由がわからない。なぜそこまでLightning端子にこだわるんだろう?
最終的にAppleがどうするかは不明。だけど近いうちにiPhoneの新機種は充電がUSB Type-Cになるかもしれない。すでにMacBookがそうなんだから。要するにここでボクたちが注意するべきことがある。
すでに時代はUSB Type-Cに移行しているということ。おそらくUSBを使っている人の多くは、まだUSB Type-A、あるいはプリンターで使用しているUSB Type-Bという規格を使っているはず。それらがあっという間に陳腐化する可能性がある。
ボクの世代はそのショックが想像できるはず。いまでこそ過去の遺物となったビデオデッキ。日本においてビデオテープの規格がBetaとVHSに分かれた。ボクが20代のころに始めて買ったビデオデッキはBetaだった。これだけでその後の悲惨な様子が理解できると思うwww
USBは便利だけれど、いまやUSB Type-Cが規格の主流になりつつあるのは事実。このあたりを意識しておかないと、面倒なことになるよね。
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