真実を見た男の潔さに感動
連休最終日の今日は、朝から雨の天気予報だった。でも午前中は全く雨が降らず、傘を持たずに買い物に行けた。午後からも曇っているだけ。先ほど(午後4時前)になってようやく雨が降り始めた。連休を外で楽しんでいた人にとっては、まずまずの天気だったのかな。
ボクは連休中も普段と変わらない生活で、パソコンの前に貼り付いていた。投稿予定だった小説が既定文字数をオーバーしていて、6000字以上をダイエットしなくてはいけない。3割くらい進んで2000文字ほど削除できたので、この調子でいけば大丈夫かな。
面倒だけれど、割と好きな作業。文章の書き直しや文字数を減らすのはなかなか面白い。ゲームをしているような気分になって、文字数をカウントしながらワクワクしてしまう。まぁこんな作業が好きだと言うだけで、かなり変人なんだろうなぁwww
さて、5月になって配信開始された映画を追いかけている。
2024年 映画#80
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』という2007年の日本映画。数えきれないほど観たシリーズ3部作だけれど、アマプラで5月から配信されたので久しぶりに鑑賞している。前回は1作目を観て、今回はその続編。
前作と同じく笑い転げながらも、思い切り泣かされてしまう。セリフも覚えているくらいなのに、同じシーンになると毎回泣いてしまう。この映画が素晴らしいのは時代背景にノスタルジーを感じるだけでなく、俳優さんの演技が本当に素晴らしい。さらにすごいのは、この作品の編集や演出が効果的だということ。細かいところに神経が使われていて、見るたびに感激してしまう。
例えば堤真一さん演じる鈴木オートの社長が戦友会に参加した場面。戦地で部下だった男性を家に連れて帰って飲み直す。視聴者はその男性が幽霊だと後でわかる。
二人で飲んでいるシーンをよく観察すると、おつまみもグラスも一人分しかテーブルに置かれていない。これも何度か観て気づいた演出だった。さらに普段見ないホタルが飛んでいるのも幽霊を暗示している。
ボクがこの続編でカッコいいと思うのが小日向文世さんが演じた川渕という男。吉岡秀隆さんが演じる茶川という作家が芥川賞を取れたら、実の息子である淳之介の養育を任せると約束していた。茶川は結果として最終選考に残ったものの落選する。
それで茶川を馬鹿にして淳之介を連れて行こうとするが、まずは最終選考に残った小説を読むべきだと鈴木オートの社長たちに言われる。作品も読まないで批判するのはおかしいと。ここでその通りに小説を読む川渕がカッコいい。
そして読み終えた段階で、才能は認めるものの、物語のハッピーエンドを否定する。こんなことは現実的ではないと。やはり君は現実をわかっていないという結論だった。それで淳之介を連れて行こうとした時、小雪さん演じるヒロミが戻ってくる。つまり小説のようなハッピーエンドが待っていた。
茶川、ヒロミ、そして淳之介の3人が抱き合う場面を見て川渕はその場を去る。フィクションだと否定した場面を目の当たりにしたことが理由。でもそれは自分を恥じたというよりは、3人の姿に心から感動したからだろう。
自分が淳之介に与えてやれないものを茶川とヒロミは持っている。そのことを認めて立ち去ったんだと思う。何度も見てもこの時の小日向さんはカッコいい。
さて、残すところは『ALWAYS 三丁目の夕日’64』だけ。これも近いうちに観ようと思う。やっぱり同じ場面で号泣するんだろうなぁ。
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