ネット回線に潜む幽霊
台風1号に刺激された梅雨前線の影響で各地が大雨になっている。神戸も朝から激しい雨が続いていて、ブログを書いている午後4時で大雨と洪水の警報が出ている。坂の多い神戸では土砂崩れの被害がこれまでも起きている。夜になって雨はあがるけれど、深夜に土砂崩れが起きないか心配。危険な地域に住んでいる人は、念のために避難した方がいいのかも。
ボクも午前中の買い物は大変だった。靴は防水機能のあるスニーカーなので足は全く大丈夫。でもデニムやシャツは激しい雨でかなり濡れた。歯科の定期検診が先週でよかった。警報が出ていても、歯医者さんが診察している限り行かなくちゃいけないものね。この時間に予約を入れている人は大変だろうな。
さて、B級っぽい雰囲気なんだけれど、意外と面白いホラー映画を観た。
2024年 映画#94
『パルス』(原題: Pulse)という2006年のアメリカ映画。日本映画の『回路』という作品のリメイクとのこと。
主人公のマティは、恋人のジョシュの様子がおかしいことに悩んでいた。チャットでは会話できるけれど、直接に会ってくれない。ようやく会えることになって彼の家に行くと、マティの目の前でジョシュは首をつって自殺してしまう。
ところが死んだはずのジョシュからチャットが入力される。「助けてくれ」というメッセージ。やがて彼がコンピュータウイルスを集めていたことがわかり、そのなかでヤバいウイルスをネット上に解放してしまったらしい。ネット回線を通じて幽霊に取り憑かれるというもの。
「幽霊の動画を見たいですか?」というメッセージがいきなり流れる。それでクリックすると、恐ろしい動画流れる。そしてその動画を見た人は幽霊に取り憑かれてしまい、最後は全身が灰になって死んでしまう。
最初はマティの友人たちだけが被害者だったけれど、やがて街中にそのコンピュータウイルスが広がっていく。ジョシュのパソコンを購入したデクスターという男性がそのウイルスを殺す方法を思いつく。そしてマティと協力してサーバーがある場所に向かう。でも最終的には幽霊ウイルスは再起動してすぐに復活した。
結局はネット環境につながっている限り命を狙われるというオチ。それでマティとデクスターは政府が用意した避難地域に逃げるところで終わる。単なるホラー映画と違い、街中が幽霊に襲われてしまうという設定が面白かった。後半のディストピア世界はなかなかいい雰囲気だった。
けれどもその幽霊の正体はわからないまま。なぜそんなコンピュータウイルスが流通しているのかわからない。つまり中途半端なホラーによくある、「いったい、あれは何だったんでしょうか?」という雰囲気で終わっているのが残念だった。
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