進化したペットの年齢計算式
慢性腎不全で闘病中とはいえ、我が家のミューナは薬と療法食のおかげて機嫌よく過ごしてくれている。体重も若いころとほぼ変わらないくらいに戻った。見た目も若返ったように感じられて、たまに少年猫のような表情をしている。
それでも今年の6月で15歳になった。人間でいえば老人。おそらく70歳は過ぎている。そんなペットの年齢の計算方法が、最近は新しくなっているそう。
多くの飼い主が意外と知らない…ペットの年齢「人間だと○○歳」の計算方法
その理由はペットの平均寿命が伸びているから。リンク先の記事の著者が書いているように、昭和時代の猫や犬の寿命はいまより明らかに短かかった。当時の猫はほぼ外飼いで、野良猫も多い。犬だって家の中より、外に犬小屋を置いて番犬として飼っている人が多数派だった。
ドックフードやキャットフードもいまのように選べないし、人間の食べ残しがメインの食事というような状況。だから当時のペットの平均寿命は猫で5歳、犬が7歳くらいだといわれていたそう。
ところがここ30年ほどでペットと人間の関係は大きく変わっている。大型犬でもリビングで一緒に過ごしているし、野良猫は少しずつ減り、完全室内飼いをしている人が増えてきた。ミューナが食べているような腎臓病の療法食が作られたり、薬だって格段に進化している。
それゆえペットの平均寿命はここ30年で数倍になっているそう。令和2年の平均寿命は、猫が15.45歳、犬が14.48歳とのこと。我が家のミューナはまずまずの長生きということ。だから当然ながら、ペットたちの年齢を人間の年齢に換算する方法が変化している。
ひとつの例としてリンク先の記事で紹介されているので抜粋してみよう。まずは猫から。
・人間の年齢=24+(猫の年齢-2)×4
猫は2歳まで急激に成長するので、人間の年齢に換算するのが難しいそう。とりあえず2歳を過ぎると、この式でおおよその年齢がわかる。ミューナを当てはめてみると76歳〜〜! なかなかいい年齢のおじいちゃんだよね。
犬の場合は小型犬と大型犬で変わってくる。
・人間の年齢=24+(小型犬の年齢-2)×4
・人間の年齢=12+(大型犬の年齢-1)×7
この式でミューナと同じ15歳で計算してみると、小型犬は猫と同じ76歳。大型犬はなんと110歳ということになる。大型犬の寿命が短いのを知って、少し切なくなってしまった。一緒に過ごせる時間が短いんだね。
リンク先の記事でも述べられているけれど、ペットの寿命が伸びたことで、介護という問題が無視できなくなっている。人間と同じで高齢になるとなんらかの不調が出てくる。ミューナの腎臓病だって、高齢猫の典型的な病気。それゆえペットを飼うということは、高齢ペットの介護ということも頭に入れておかないといけない。
だからペットを飼う人は、自分の年齢と体力を自覚するべき。老老介護になるだけでなく、最悪の場合はペットを残して先にあの世へ行ってしまうかもしれない。そんなことになれば、ペットたちはどれほど辛い想いをすることか。
何度もこのブログで書いているけれど、ボクが一緒に暮らす猫はミューナが最後。これに関しては堅く決心している。だからこそ彼と過ごす1分1秒を大切にしたいと思っている。そんなボクの気持ちも知らず、ミューナ朝からぐっすりと眠っているけれどねwww
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