『不死鳥の騎士団』のトリビア(上)
今日は待ちに待ったビリー・アイリッシュのニューアルバムの発売日。最近のミュージシャンは、ニューアルバムの発売前に少しずつシングル曲をリリースしていく。ところがビリーはそんな傾向を完璧に無視。今日のアルバムリリースによって、全ての曲が初めて公開された。彼女らしいよね。
アルバムのタイトルは『HIT ME HARD AND SOFT』で、このブログを書きながらすでに2周目を聴いている。これまでのビリーにプラスして、ポップな要素も加味されている。ボクの今の印象では、おそらく彼女の最高傑作になりそうな気がする。
今のボクがハマっているのはアリアナ・グランデのニューアルバムだけれど、それに加えてこのアルバムもハマると思う。明日の買い物帰りはこのアルバムを聴きながらになるだろう。
さて、映画を久しぶりに全て通して観たことで、これまた久しぶりに原作を読んでいるシリーズがある。いよいよ終盤に近づいてきた。
2024年 読書#44
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』上巻 J.K.ローリング著という小説。このシリーズのパターンとしては、原作を読んでから映画館で映画を観ていた。だからどうしても映画の印象が強くて、そちらの記憶がメインになっている。
それゆえ久しぶりに原作を読むと、まるで新しい物語に出会ったような新鮮な驚きに遭遇して本当に楽しい。今回も映画と違う部分で印象に残ったところをピックアップしておこう。
・ボーバトンに在学していたフラー・デラクールは、卒業してからグリンゴッツ銀行に就職していた。将来の夫であるロンの兄のビルとは、『炎のゴブレット』の際にホグワーツで初対面。でもグリンゴッツ銀行で同僚となったことで、ビルと付き合うようになった。
・不死鳥の騎士団の本部はシリウスの実家だけれど、大きな声を出すと亡くなったシリウスの母親が大声で叫ぶ魔法をかけてある。映画ではスルーされているけれど、とても好きな設定。
・ロンがグリフィンドールのクイディッチチームのキーパーとなるのは、映画では『謎のプリンス』から。でも原作では『不死鳥の騎士団』でテストを受けてキーパーになっている。映画のように願いが叶う薬を飲んだと思い込むシーンはない。ロンの努力の結果。
・ロンの兄のパーシーは、魔法省側についたことで実家と絶縁状態。ヴォルデモートの復活もハリーの嘘だと思い込んでいる。ロンの両親がこのことで心を痛めているのが切なかった。
・ロンの初試合で、グリフィンドールはスリザリンに勝利する。けれどもマルフォイを含めたスリザリンの寮生たちがロンを揶揄した歌を歌い続けた。さらに試合に負けた後、マルフォイはロン一家を侮辱する言葉を吐く。それを聴いて怒り狂ったのがフレッドとジョージ。ハリーも参加して暴力沙汰となったことで、ハリー、フレッド、ジョージは、アンブリッジによってクイディッチを永久的にできない処分を課されてしまう。これは完全に忘れていた。
・ハリーたちが結成したダンブルドア軍団の練習場所である「必要の部屋」は、映画ではネビルが偶然発見したことになっている。でも原作では、ドビーがハリーに教えている。映画ではホグワーツにおけるドビーの存在をスルーしているので、そうするしかなかったんだろう。
他にもまだまだあるけれど、今思いついたのはこれくらい。おそらくこの作品ほど原作が映画でカットされた作品は他にないと思う。映像は尺に問題があるから仕方ないよね。下巻も忘れていることがあるはずなので、読むのが楽しみになってきた。
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