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高羽そらさんインタビュー

結局は『何を』作るかだろう

神戸の六甲でこの1年くらいに目立つのが食パンの専門店。以前からある店に加えて、ボクの行動範囲でも食パンの専門店が3つもオープンしている。

 

いまは空前の食パンブームとのこと。まぁタピオカと一緒で、そのうち終わるだろうけれどねwww

 

でも当分は続きそうな勢いなのに、パン屋さんの廃業が相継いでいるらしい。その理由について考察した記事がある。

 

食パンが空前のブームなのにパン屋の倒産・廃業が急増している理由

 

その理由として5つの要因をあげている。記事から抜粋してみよう。

 

・同業他社との競争激化

 

・コンビニなどの異業他社の台頭

 

・人件費や原材料費の高騰

 

・薄利多売のビジネスモデル

 

・店主など代表者の病気や死去で事業を続けられないケース

 

なるほどねぇ、と思う理由。

 

神戸市灘区には、ボクの知っている範囲で最高に美味しいパン屋さんが2軒ある。おそらく廃業することなど考えられないほどの人気店。そしてその2つのお店には共通していることがある。

 

一つは夫婦で経営しているということ。だから廃業の要因である人件費の高騰を抑えることができる。

 

二つ目はまだ比較的若い夫婦だということ。高齢による廃業は考えられない。

 

三つ目は毎日ほぼ完売しているということ。ボクの近くのお店なんか、土日だったら午前中でほとんどの商品が売れてしまう。在庫が残らないので、薄利多売に対応でき、原材料費も無駄にならない。

 

そう考えると、この記事で紹介されている廃業の要因は的を得ているのかもしれない。

 

だけどボクは肝心なことが抜けていると思う。それは商品の『質』という、もっとも大切なところ。

 

見本としてボクがあげた2つのお店と同じ条件でも、結果として廃業しているパン屋さんはある。その理由は明らか。

 

パンが美味しくないから。

 

この記事で取り上げられている要因は影響するだろうけれど、パン屋さんに限ったことではない。ラーメン店でも同じだろう。いつも行列ができているラーメン店と閑古鳥が鳴いているお店のちがいは、最終的に『味』ということになる。

 

逆に言えば、美味しかったら廃業の要因なんてほぼ影響ない。強いて言えば高齢による廃業ぐらいだろう。それ以外の4つの要因なんて、美味しければぶっ飛んでしまう。ボクのお気に入りのパン屋さんなんて、遠方から車で買いに来る人がいる。美味しければ、店舗の立地なんてほとんど影響しない。

 

これはパン屋さん等の食品業界に限らず、すべての職業に言えることだと思う。たとえ事務職であっても、自分のアウトプットしたものが適切でなければクビ、つまり廃業するしかない。

 

ボクが関わっている小説でも同じ。『どう』書いたかなんて関係なく、『何を』生み出したかが重要。売れるものでなければ、どれだけ環境を整えても意味がない。売れる作家の環境を真似ても、作品が面白くなければどうしようもない。

 

美味しいもの、面白いもの、誠意のこもったサービス等、付加価値の高い成果物を提供しようと思えば、人並み以上に努力するなんて当たり前のこと。ボクがイチオシするパン屋さんなんて、定休日にも換気扇が回ってパンの香りが漂っている。おそらく仕込みをしているか、試作品を作っておられるんだろう。

 

売れるものを作るということはそれなりの努力が必要で、結果として廃業の要因をすべて意味のないものにしてしまうんだと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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