ボクは好きなように食べる
食べたいときに、食べたいものを食べる。食に関するいまのボクの基本的な信条はそれに尽きる。
ネット上では食に関する健康法があふれている。その内容はまるで日替わり定食。昨日までオススメだった食事法が、翌日には同じメディアで否定されていたりする。先日もこんな記事を見つけた。
食事の頻度を減らすと寿命が延びるという研究結果、カロリー制限だけでは無意味の可能性も
肥満が健康にとって大敵であることに異論は出ないだろう。それゆえカロリー制限の必要性があらゆる方面から提唱される。リンク先の記事は、まだそれでも万全ではないから、カロリー制限だけでなく、食事の頻度を減らすべきだという研究結果が紹介されている。
マウスによる研究で明らかになったそう。アメリカのウィスコンシン大学の研究チームによって、カロリー制限の効果をさらに高めるためには、食事の頻度を減らすといいらしい。カロリー制限なしでも、食事の頻度を減らすことの効果はあったとのこと。
たしかに食べ過ぎがよくないのはわかる。『指輪物語』のホビットのように1日5食も食べていると、あっという間に体重計が悲鳴を上げるだろう。そう考えると、肥満を気にしている人にとってこの研究結果は強い説得力があるように思う。
ただし、これはマウスによる実験。マウスの寿命は2年ほど。だから人間にとって同じ効果があるのを検証しようとするならば、およそ50年はかかるらしい。
5、50年ってどうよ! そんな先のことをいわれたら、鬼が笑い死にしてしまう。アホらしいったらありゃしない。
ボクのように還暦近くなって残りの人生が見えてくると、食事の時間というのは貴重になってくる。1日、1回ごとの食事は、ひたすら最後の晩餐に向けてのカウントダウンだと気づかされる。
だから健康のためだからといって、食べたいものを我慢するなんて面白くない。でも糖尿病や高血圧で食事に関して医師の指示を受けている人は、仕方なく健康に配慮したメニューを選択するしかないのだろう。
幸いにもボクにはそれらの病気に関する自覚症状はない。肥満に関してもここ4〜5年は標準体重をキープしている。特にダイエットをしたり運動をしているわけじゃない。ただ自分の身体の欲求に合わせた食事や運動をしているだけ。
まず量が食べられなくなった。以前なら足らないという量でお腹がいっぱいになる、だから必然的にカロリー制限になっているんだろう。お酒なんて月に1回飲むか飲まないかという程度。そのうえ夕食から翌日の朝食まで14時間くらい空けるという生活が習慣化している。
この先の人生で食べられる回数も、食べられる量も減っていくだけ。だったら好きなものを好きなように食べたい。ボクはそう思って過ごしている。コロナ禍以降のここ1年と9ヶ月、1日3食はすべて自炊している。デリバリーも利用していない。好きな材料を買って、好きな料理を妻と作っている。
それで十分に満足。だからネットで流れている食に関する健康法なんて笑い飛ばしている。50年も待っていられないからねwww
もしボクが食事制限を指示されるような病気になっても、きっと無視すると思う。なってみないとわからないけれど、勝手にそう確信している。だって我慢したって残りの人生はそれなりに先が見えているんだから。美味しく食べられるものがあるんだったら、そのことを全面的に優先したい。
そういいつつ、我が家のミューナには腎臓用の療法食を食べさせている。自分はどうなってもいいけれど、家族に対してはやはり健康に配慮した食事をして欲しいと思ってしまう。自分勝手だとわかっているけれど、こればかりはどうしようもない。
ただミューナの場合、その療法食がこれまでのキャットフードより明らかに食いつきがいい。彼にとって、これまでのキャットフードを凌駕する大好物となっているような気がする。その結果しっかり体重が増えた。少なくとも我慢させているのではなさそうなので、それだけはありがたく思っている。
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