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高羽そらさんインタビュー

葬儀会社の選択は難しい

これまでの人生で最も頻繁に葬儀に参加したのは、祇園の芸舞妓事務所に勤めている時。お茶屋の女将さんや芸妓さんには年配の方が多い。だから多い時には週に1度のペースでお葬式の手伝いをしていた。参列者の顔がわかるので、大抵は受付担当だったなぁ。

 

だからいろんな規模の葬儀を見てきたけれど、お金がかかるのは同じ。でも問題なのはスーパーの商品のように決まった値段が設定されていないこと。どうもこの業界の曖昧な値段設定がボクは以前から好きじゃない。

 

20年ほど前のこと。葬儀を営む必要があって、ある大手の葬儀会社に相談した。そしてその答えに呆然とした。

 

「まぁ、だいたい100万円くらい用意してもらったら」

 

CMもやっている大手だよ。具体的な見積もりを提示することなく、適当な値段を口にする。ボクの場合は余裕を見て見積もりに来ていたけれど、今日明日という切羽詰まった状態の人なら検討する余地もない。人の足元を見た商売のやり方に腹が立って、そのまますぐに帰った。

 

最終的に決めたのは、まだ創業してまもない葬儀会社。家族で経営されているような小さな会社。ボクの意図は今でいうところの家族葬。お坊さんの読経も必要ないし、親戚に出席してもらうつもりもない。でもこの当時はそうした葬儀の例がなくて、その葬儀会社は悩んだ末にとても親切に対応してくださった。

 

詳しくは記憶していないけれど、おそらく10万円前後の費用で請け負ってくださった。それから10年くらいして家族葬のCMが増えてきた。コロナ禍の影響もあって、身内だけで葬儀をしたい人が増えてきたからだろう。10万円以下という宣伝で広告を出しているところもある。でもそれはウソの可能性が高いらしい。

 

「10万円以下でお葬式」は事実上不可能…ネットにはびこる「葬儀○万円から」のウソを現役葬儀社社長が告発する

 

なかなか衝撃的な記事だった。20年前と違って、現在では家族葬が一般に認知されている。詳細はリンク先の記事を読んでもらうとして、火葬のみの家族葬であっても、人件費や場所の管理等を考えると最低でも20万円くらいは必要とのこと。

 

つまり10万円以下という触れ込みは、顧客を集めるためのウソの可能性が高い。特にネットでしか広告を出していないような葬儀会社は要注意とのこと。最終的になんだかんだと言って追加料金を請求してくる。

 

言い方は悪いけれど、ボクが経験した20年前に「100万円」とふっかけた会社と同じ体質。人の足元を見て商売をしている。ボクがお願いしたような良心的な葬儀会社に出会える可能性は限りなく低いと思った方がいいのかもしいれない。

 

おそらくボクとしては、この先に葬儀会社へ依頼することはないと思う。最近妻が見つけてくれたけれど、神戸市では一人暮らしの高齢者を対象とした火葬や死後処理の対応プロジェクトを開始しているそう。時代のニーズに合わせたものだろう。

 

さらにAmazonでは遺骨を郵送することで永代供養をしてもらえるサービスもある。葬儀会社にお願いすることなく、火葬等の処理ができる時代になりつつあると思う。詳しく調べて、我が家なりの終活に取り入れていきたいと思っている。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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