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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.293

今の季節になると蜂をよく見る。彼らの生態から人間が学ぶことは多く、まだ解明されていないこともかなりあるだろう。

 

百田尚樹さんの小説で、『風の中のマリア』というボクの大好きな作品がある。その主人公はスズメバチ。この小説を読むだけで、スズメバチの驚くような生態がわかる。

 

そんな蜂の持つ素晴らしい能力を、人間が利用したという面白い記事を見つけた。

 

納得!会議で「声の大きい人」に押し切られない方法

 

会社で行われる会議で、やたら声が大きくて自己主張の強い人の意見に押し切られることってあるよね。ボクのような小心者は、言いたいことがあったり、それはどうかな?と思うことでも、その勢いに圧倒されてしまう。

 

だけど声の大きい人の意見が正しいとは限らない。そんな弊害を防ぐために、大学教授がある方法を実施した。大学の教授会というのは個性が強い人間が集まっているので、どうしても声の大きい人が幅を利かしてしまう。

 

そこで採用されたのが『ミツバチの会議』。

 

ミツバチには『分蜂』という、群れ全体で新しい巣に引っ越すという習性があるらしい。だけど新しい場所の選択に失敗すれば、群れの存続に関わる。そこで民主的に引っ越し場所を決めるため、ミツバチはある方法をとっている。

 

働きバチたちが引っ越しの候補地を探し、いい場所を見つけたらダンスをする。そのダンスを見た別の蜂がその場所を確認して、気に入ったら同じようにダンスをするし、ダメだと思ったらダンスをしない。

 

面白いのは、ミツバチの個体1匹につき1度しかダンスができない。自分の推したい場所についてダンスをできるのは1回限り。だから大勢のミツバチが自分の納得した場所についてだけダンスをすることができる。そうしてその総意が集約されて、引っ越し場所が決定する。

 

このルールを教授会の会議に持ち込んだらしい。それは「全員が発言を終えるまで、次の発言はできない」というもの。

 

例えば自分の意見を言ったあと、誰かが反対する意見を述べたとしよう。声の大きい人ならその発言に割り込み、自己の正当性を主張する。でもこのルールなら、どれだけ反論したくても、他の参加者が全員発言を終えるまで二度目の発言が許されない。

 

こうして他人の意見に耳を傾けることで、全体としての落としどころが見えてくる。時間はかかるだろうけれど、とても民主的な方法だと思う。

 

人間が他の動植物から学ぶことは、まだまだたくさんあるはず。謙虚に耳を傾けるべきだろう。このミツバチの生態を解説した『ミツバチの会議』という本が出版されている。さっそくボクの読書リストに入れたので、読んでみようと思っている。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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