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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.494

1月6日といえば、ボクが中学生のころはワクワクして過ごしていたものだ。それは親戚からかき集めたお年玉を使い尽くしていたから。

 

年末が近づくと、書店で音楽雑誌を立ち読みして、レコード店を物色する。1枚でも多く厳選したLPレコードをゲットするため。おおよそのお年玉の額を見積もり、買うことのできる枚数をイメージする。そこから最終的に購入するアルバムを決めていく。

 

そのほとんどがロックバンドのアルバムだったけれど、冬休みが終わる今ごろになると、現金を握りしめて興奮しながらレコード店に向かった。できる限り多くのLPレコードを集めたいという物欲にまみれていた時代だった。

 

でも最近の子供は、そんなワクワクを味わうことがなくなってきたらしい。

 

子供がお小遣いをほしがらなくなった理由

 

小学校4年生から中学校2年生までの子供を対象にした博報堂の調査によると、最近の子供たちから物欲が消えつつあるらしい。1997年から続けられている調査によって、その傾向が強く出るようになってきたとのこと。

 

「値段が少し高くてもちょっといいものがほしい」、「新しい商品が出るとすぐほしくなることが多い」という意識が大きく減少し、過去最低値という結果が出ている。1997年には毎月お小遣いをもらっているという子供が8割もいたが、今ではそれが6割に減っていて、毎月決まった額をもらう子供は半数以下になっている。

 

だからといってそれなりに欲しいものがあるのはいつの時代も同じ。何がちがうかといえば、ゲームや服など、欲しいものを買ってもらえる機会が今の子供は増えている。祖父母が両親の代わりにいろいろ買ってくれることがあるし、誕生日やクリスマスという定番以外でも、プレゼントをもらえる機会が増えているそうだ。

 

そしてスマホの普及が子供たちに影響を与えているらしい。小学生でも2割、中学生では6割の子供が自分のスマホを持っている。だから必要な情報は簡単にゲットできるし、無料のゲームでも遊べる。

 

ボクたちの世代が子供のときは、先ほども書いたように書店等で必死に情報収集する必要があった。それだけに物欲が刺激されていたのかもしれない。知りたいという欲求が簡単に満たされないから、何かを求める気持ちが前面に出ていたのだろうね。

 

実際に子供を育ている親にすれば、子供の物欲が減っているというのは実感がないかもw  だけど全体的な傾向として、そうした意識の変化があるのは事実だと思う。それは大人も同じだから。

 

音楽や映像は、定額聴き放題、見放題というのが普通になってきた。聴きたいアルバムを厳選する必要などなく、いくらでも試し聴きができる。特定のものを手に入れるために、必死になって策を練る必要がなくなってきた。おそらく年代に関わらず、以前のような物欲が表出しないようになっているのかもね。

 

その根底にあるのは、お金の感覚の変化かもしれない。仮想通貨等が認知されることによって、お金というものに対する歪んだ思い込みが正常化しつつあるように思う。面白い時代になってきたなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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