人は全てギャンブル依存症
ボクはギャンブルをしない。好奇心はあるので、若いころにパチンコも競馬もやったことはある。だけど数回ですぐに飽きてしまって、いまでは宝くじさえ買わなくなった。
なぜなら人生がギャンブルみたいなものだから。どんなギャンブルでも、ルールがあって攻略するためのテクニックは存在する。勝利の確率を上げるため、誰もが自分なりに努力を積み重ねるだろう。ところがどれだけ努力を重ねても、いかんともし難い壁が立ちはだかる。
ギャンブルの勝利を根底から支配しているのは『運』というもの。どれだけ技術を磨いても、『運』が味方してくれなくては勝負に勝てない。これって、まさに人生そのものじゃないだろうか?
そういう意味では生まれてくることを選択した人間の魂は、おしなべてギャンブル依存症なんだと思う。現実世界でのギャンブル感が忘れられなくて、何度も生まれ変わってくるのかもしれないね。
だから人間はギャンブルが好きなんだと思う。そこに自分の人生を投影しているのかも。それゆえ世界各国にギャンブルは存在するし、日本でもいよいよカジノが誕生する。ところがギャンブル依存症を心配して、カジノに反対している人たちがいる。
でもそれが的外れの心配であることは、この記事を一読すれば理解できるだろう。
106億円熔かした大王製紙・井川元会長が語る「日本版カジノ」成功の条件
この記事を読めば、いかにカジノが安全なものかわかる。そもそもセレブを対象としているので、日本のカジノはアジアの富裕層を顧客として考えている。いまのところ大阪万博が開催される夢洲にIRが建設される可能性が高い。これは関西経済、いや日本経済にとってかなりのプラス要因になるはず。
さらにカジノ経営というのは、胴元の利益がかなり健全とのこと。この記事でインタビューに答えている井川さんの言葉に驚いた。
『カジノの平均テラ銭率、つまり胴元の取り分は、約3%といわれています。ちなみに私の大好きなバカラでいうと2.4%くらいかな。宝くじで約55%、競馬は約25%、パチンコで約20%とかいわれています』
ギャンブルの胴元として、カジノはかなり利益率が悪い。ただしセレブ等の大口顧客がいるから、単価がずば抜けて高いんだろう。井川さんも最高で4000万円くらいをかけたことがあるそうだしねwww
この記事でも書かれているし、以前からボクも思っていたけれど、日本のギャンブル依存症の悪因はパチンコ。最近では減少したとはいえ、昨年末の段階で日本全国に1万店近くのパチンコ店がある。IRは大阪を含めても、せいぜい日本で3つくらいだろう。比較する方が明らかにおかしい。
買い物途中によく見かけるけれど、午前10時前になったら駅前のパチンコ店に行列ができている。そのほとんどの人は財布の現金を巻き上げられて、パチンコ店に利益をもたらしている。宝くじなんて半分以上も胴元である自治体に持っていかれるんだからね。
ギャンブル依存症を心配するなら、法律的にグレーすぎるパチンコ店をどうにかするべき。おそらくギャンブル依存症の大半が、パチンコによるものだと思う。
どうせ人生はギャンブルみたいなもの。努力が報われるとは限らない。だったらパチンコや宝くじに逃避しないで、自分の人生に向き合うほうがいいんじゃないかな? ボクはそう思うから、ギャンブルに興味が持てない。
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