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高羽そらさんインタビュー

この遺伝子組み換えは怖い

遺伝子組み換えに反対の人にとって、そうした食品を口にするのはおぞましいことなんだろう。

 

でもボクはほとんど気にしていない。むしろ植物に関する遺伝子組み換えのメリットを考えたら、この分野がさらに研究されることに期待している。だから遺伝子組み換えの大豆であっても、まったく気にしないで食べる。

 

でもある記事を読んで、さすがにビビった。自然環境に関する悪影響はないんだけれど、その状況をイメージすると背筋が冷たくなった。

 

交尾したメスを殺す、遺伝子組み換えした蛾のオスが開発される

 

タイトルを見ただけでビビる。動物は基本的に種を守る本能があるから、同じ種の生き物を無用に殺すことはない。そんなことをするのは人間くらいだろう。

 

だけど遺伝子組み換えをした蛾は、躊躇することなく同胞を殺してしまう。この遺伝子く組み替えで使われているのがキラー遺伝子と呼ばれているもの。

 

元々はデング熱を媒介する蚊の駆除のために開発された。ボクも過去にその記事を読んだことがある。卵から孵化したあと、メスの蚊だけを殺すようになるという遺伝子。この開発に、あのビル・ゲイツが投資したことで知られている。

 

それはかなり効果があったそうで、作物を食い荒らす蛾に対して同じキラー遺伝子を組み込む実験が行われた。その蛾はコナガという名前で、幼虫がキャベツ等の作物を食い荒らしてしまうそう。

 

コナガのオスにキラー遺伝子を組み込む。すると交尾したあとで生まれた卵が羽化すると、そのオスはメスの幼虫だけを殺す。生き残ったオスの幼虫は、すでにキラー遺伝子を持っている。だから成虫になると、再び交尾してメスの幼虫を殺す。

 

こうしてコナガ全体を駆除していこうというもの。すごい技術だけれど、客観的に見たらかなり恐ろしいよね。擬人化してイメージすると、そこにあるのはまさに地獄絵図だろう。

 

ただ実験結果によると、キラー遺伝子を組み込まれた蛾は徐々に減少して、やがて死滅してしまう。オスしか生き残れないから、数世代で消滅してしまうことが確認されている。だから生態系に影響を及ぶすことなく、農作物を守ることができるとのこと。

 

ただなんとなくボクはヤバい雰囲気を感じる。蚊や蛾においては問題なく使用できる方法なのだろう。でも効果のあることが証明されたら、これが他の動物にも適用されないだろうか? 

 

適用範囲に歯止めがかからないと、いつしか人間の手に負えないことになってしまわないのかなぁ。素人の妄想だけれど、そんなふうに思ってしまう。害虫や害獣という概念は、人間のエゴから生まれたもの。人間にとって害になるかどうかで判断されている。

 

キラー遺伝子に関する人間の自分勝手な発想が、昆虫を超えて動物にまで及ばないこと祈るしかない。研究に関わる科学者や企業が、そのことを自覚してくれていることを信じるしかないね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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