待ちに待ったドラマがまもなく
8月も残すところ1週間となった。つまり9月がすぐそこまでやってきている。それを思うだけでワクワクが止まらない
9月になると何が起きる? もちろんいいことばかりじゃない。9月1日は高校生時代の歯の治療の尻拭いで、朝から抜歯をしなくてはいけない。そのことを思うとやや憂鬱になるけれど、翌日のことを考えるだけで沈んだ気分が吹っ飛んでしまう。
なぜなら9月2日からAmazonプライム限定で、待ちに待ったドラマの配信がスタートするから。
そのドラマとは、『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』というタイトル。J・R・R・トールキンが執筆した物語のドラマ化作品。映画化もされた有名な『指輪物語』の関連作品。このシリーズはボクがこの世でもっとも愛している物語。だからドラマ化を心待ちにしていた。
過去の映画作品には原作がある。どの作品も舞台はミドルアース(中つ国)で、この世界の時系列で言えば『ホビット』の三部作が先で、そ60年後を描いたのが『ロード・オブ・ザ・リング』の3部作。
今回配信されるドラマは、その2つの作品よりも古い話。おそらくボクのようなトールキンのオタクでなければ、知っている人は少ないだろう。トールキンは先ほどの二つの作品でもその時代のことを挿入している。だけど彼の死後『シルマリルの物語』という作品が発表されて、『ホビット』につながる世界が語られている。
かなり難解な作品で、神話のような物語。ミドルアースの成り立ちだけでなく、それ以前に存在していた西方にある神の国についても書かれている。ガラドリエルを始めとするエルフの始祖はその国からやってきた。ガンダルフやサルマンという魔法使いもそう。そして悪の化身であるサウロンもその世界に起源を持っている。
今回のドラマはミドルアースにおける指輪の創造について語られるはず。指輪を作ったのはドワーフたちだけれど、裏で操っているのは悪の化身たち。『ロード・オブ・ザ・リング』の原作を読んだり映画を観た人なら、その概略を知っているだろう。
エルフには3つ魔法の指輪、ドワーフには7つ、そして人間には9つの魔法の指輪が与えられた。それを使って自分たちの世界を統治するため。ところが密かに作られていたのが『ひとつの指輪』だった。サウロンが所有していて、世界を滅ぼす魔力を秘めている。どの魔法の指輪もかなわない。
ということで『ロード・オブ・ザ・リング』では、その『ひとつの指輪』をフロド・バギンスが滅ぼす過程が描かれている。今回のドラマは、それらの指輪が創造される過程が描かれるのだろう。おそらくドラマ用に脚色されているはずなので、ストーリー展開も楽しみにしている。
今日になって予告編を観たけれど、ピーター・ジャクソンの映画の世界観が継承されていて文句なしの映像美だった。このドラマ配信に合わせて、過去の映画作品がAmazonプライムで配信されている。すでに『ホビット』の3部作は久しぶりに楽しんだ。
ということで、これまた久しぶりにもうひとつの作品を観ておこうと思った。セリフを覚えているほど何度も観ている作品だけれどね、
2022年 映画#127
『ロード・オブ・ザ・リング』(原題:The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring)という2001年の作品。
有名すぎて内容は説明するまでもないだろう。この1作目は旅の仲間が集まり、そしてそれぞれに分かれていくという場面で終わる。ボクがこの物語を好きなのは、すべての種族が力を合わせて戦うから。
ホビットはフロド、サム、メアリー、そしてピピン。ドワーフのギムリ、エルフのレゴラス、そして人間代表として王の血筋であるアラゴルン。もちろん魔法使いのガンダルフも参戦している。
原作はかなり詳細で、小説の冒頭でいきなりホビットの家系が何ページも費やして語られる。おそらくこの段階で離脱する人が多いだろう。だけど物語としては圧倒的に原作のほうが面白くて、そこで断念した人は損をしていると思う。
だけどこのシリーズの映画も素晴らしい。尺の関係でストーリーを変えてあるけれど、原作が大切にしている部分を損なっていない。映画としては本当にうまく構成されていると思う。もし原作を読まなくても、物語の世界観を十分に知ることができると思う。
ということで近いうちに残りの2作も楽しもうと思う、そして、ドラマをじっくりと鑑賞しよう。楽しみだなぁ。
ブログの更新はFacebookページとTwitterで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。