王室女性の巴戦は怖い
今日は寒いけれど、久しぶりに青空を見られて快適。今日は用事をいくつも抱えていて、無事に済ませていつものお詣りに六甲八幡神社へ寄った。ミューナと家族の健康祈願をした後に社務所の前を通ると、お守りやお札に混じって見慣れないものがあった。
それは明日の節分用の福豆だった。ミューナが慢性腎不全を発症して以来3年以上もこの神社にお詣りしているのに、この時期に福豆が売られているのを全く知らなかった。目に入ったということは、今年はご縁があるということ。それで初めて買ってみた。
明日は節分なのでいただこうと思う。本当は豆まきに使うのだろうけれど、マンションで豆をまいたら絶対にミューナが食べるだろうし、掃除を考えたらちょっと面倒。だからまかずに福を願って妻と二人でお腹に入れることにしたwww
ちなみに豆まきは一般的に「福はうち、鬼は外』と言う。だけどボクが20代の頃によく通っていた奈良県の天川弁財天社では、『福はうち、鬼はうち」と叫んでまく。ボクはこの言葉が大好き。鬼を排除してはいけない。善と悪に分離させるのではなく、両者を統合するところに物事の本質が存在する。だからボクはいつも「福はうち、鬼はうち」の精神で生きている。
さて、今日の午後は連載しているFFで3千字も書いてしまった。フロー状態で書き始めるので、その日の終わりがわからない。さすがに小一時間で3千字も書くとぐったりと疲れた。今は脳が放心状態なので、映画の鑑賞記録を簡単に書いておこう。
2024年 映画#21
『女王陛下のお気に入り』(原題:The Favourite)という2018年のイギリス・アイルランド・アメリカの合作映画。ボクの大好物であるイギリスの王室を舞台にした作品。もちろん実話に基づいて作られているので、世界史の勉強にもなる。
物語の舞台は18世紀初めのイギリス。フランスとの戦争中で、女王としてイギリスを統治しているのはアン女王。少し調べてみると、最後のイングランド王国、スコットランド王国の君主で、最初のグレートブリテン王国君主、かつアイルランド女王というすごい経歴の人物。
このアン女王を演じているのがオリヴィア・コールマン。彼女はこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞している。実際に見るとわかるけれど、彼女の演技はその受賞に値する素晴らしいものだった。癇癪持ちでプライドが高く、でも気が弱くてすぐに泣き言をいう。そんな難しい役を完璧に演じていたと思う。
このアン女王に使えて権力を握っていたのが公爵夫人のサラ。アン王女とは同性愛の関係にもあって、そのことによって実質的な統治者だった。そんなある日、アビゲイルという若い女性が女中として採用される。本当は貴族の娘だったけれど、没落したことで女中になるしかなかった。
ところがある事件があって、アビゲイルはサラに認められる。それをきっかけにして、サラは女王の近くで働くようになる。そして女王とサラの関係を知ったアビゲイルはあらゆる手を尽くし、自分がサラになり変わって実権を握ろうとする。なんと彼女の陰謀が功を奏して、アビゲイルは貴族として復活する。
とにかくこの3人の関係が面白い。最終的にサラは国外追放になる。サラを演じたのはレイチェル・ワイズで、アビゲイルを演じたのはエマ・ストーン。この二人の激しい争いが物語の中心で、男たちもどちらにつくかで権力を握ろうとする。イギリス俳優たちの実力を(エマ・ストーンはアメリカ人だけれど)を堪能できる素晴らしい作品だった、
<お知らせ>
最新刊の『夢体脱』が全国の書店、並びみAmazon等のECサイトで販売中です。2012年に出版した『夢で会える 体外離脱入門』は、非物質世界の存在に『会う』ことがメインテーマでした。
でも『夢体脱』ではその出会いをどのようにして実生活に活かしていくかをテーマにしています。旧作を読んだ方にも新しい洞察が得られる内容になっています。是非ともよろしくお願いします。
Amazonでは単行本と同時に、Kindleの電子書籍でも購入していただけます。こちらからどうぞ。
ハート出版さんのサイトでも『夢体脱』の概要をご覧いただけます。こちらからどうぞ。
ブログの更新はFacebookページとX、並びにThreadsで告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。