SOLA TODAY Vol.286
いまだに食料品は1日置きにスーパーで購入している。生鮮食品は自分の目でたしかめて買いたいから。でも今日のような雨の日は、ECを使ったら便利だろうなぁ。
食料品以外のものは、かなりECに移行している。ミューナの消耗品はキャットフードからトイレの砂まで、ほぼ100%がAmazon。ちょっとした電化製品も買っているし、普段使っている歯磨き粉だってAmazonで買っている。そういえば、先日は医薬品も購入した。
ほんの数年前に比べたら、圧倒的に実店舗に足を向ける機会が減っている。既製品で商品内容が確認できるものに関しては、値段が安いし運んでもらえるし、圧倒的にECのほうが便利。
だからこんな予測が出ている。
ショッピングモール=アメリカ、といっていいくらい、ハリウッド映画でもしょっちゅう目にする施設。ところが大手金融機関の予測によると、今後5年以内にショッピングモールの20〜25%がアメリカから消滅するという報告が出ている。
その理由はECの台頭。日本とちがってアメリカは地方に行くと、となりの家に行くのさえ車で移動するほど距離があったりする。だから日常的にスーパーやショッピングモールに行くよりも、Amazon等のECを使うほうが便利。
同じ金融機関の見積もりによると、現在小売業の17%を占めているECが、2030年には35%に達するとのこと。もはやパソコンやスマホがなければ、買い物ができなくなってきた。
日本の現状を見た場合、実店舗が生き残る余地がまだまだある。郊外に行けばイオンモールのような施設があるし、地元に密着したスーパーのチェーン店もある。アメリカほど馬鹿でかい国じゃないからね。
でも長い目で見れば、いずれアメリカと同じような状況になってくるはず。Amazonは東京限定でAmazonフレッシュという生鮮食品の宅配サービスを始めている。昨日有名ブロガーのちきりんさんが注文している様子をツイートされていたけれど、午後10時ころでも宅配してくれる。
ましてや日用品なんかボクのようにAmazonで買っている人は多いだろうし、衣服だってZOZOTOWNのような通販ショップで購入している人が増えている。
さらに以前からのテレビショッピングだってがんばっている。ときどきジャパネットの生放送を見ているけれど、たしかに安いし買いたくなる。そういえば以前は好きだった電化製品の量販店に、最近は足を踏み入れた記憶がない。
レストラン業だって大変。UberEATSのようなサービスが神戸もで始まれば、利用してみたくなる。普段はお店まで行かなければ食べられないような料理が、宅配してもらえるんだからね。引きこもりが好きなボクにピッタリかも。
テナント料を払ってお店を経営するということが、これからはやりにくい時代。大きなショッピングモールでも、閉店しているブースがあったり、コロコロと店舗が入れ替わっている。従来の店舗経営の常識が、通用しなくなっているのはたしか。
だけどこれは時代の流れだから仕方ない。消費者にとって便利であり、そのことで利益を得る企業が出てくれば、古いものが淘汰されるのは当たり前。厳しいけれど、発想を柔軟にして、常に時代の流れをつかんでおくのは必然ということだろう。
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