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高羽そらさんインタビュー

拡散したいけれど悩む

ネットで拡散して伝えたいと思う情報に出会うことがある。たとえば目の不自由な方が使っている白杖。あの白杖を両手に持って高く掲げているときは、困っているので助けてください、というサインだとネットで知った。

 

40年ほど前からサインとして使われているけれど、その事実が認知されることがなかった。だけど数年前、ネットで話題になってこのサインを知る人が増えた。ボクも初めて知ったので、とてもいいことだと思う。

 

ただこの情報の拡散に関して、適切でないと考える人もいる。白杖を掲げていない限り困っていない、と判断されることになるから。たしかにそうかもしれないけれど、この件に関しては拡散するメリットの方が高いと思う。

 

それと同じように、あることに関するサインを昨日ネットで知った。第一印象としては拡散するべきだと感じた。だけど記事を読んでいると、本当に拡散していいのか悩んでしまった。

 

手のひらに黒の点をつけることで家庭内暴力に気が付いてもらう。「ブラックドットキャンペーン」

 

それはDVに関するサイン。親や配偶者から暴力を受けている場合、他人にその事実を隠している人は多い。誰かに話すことでもっとひどいことになることを恐れるから。身体に残されたあざや傷を見てDVを受けていないか心配してくれる人がいても、暴力を否定したり親や配偶者をかばうような発言をしてしまう。

 

そこでDV経験のある人物がキャンペーンを開始した。手のひらの真ん中に黒い点をつけることで、自分がDVを受けていることを他人に知ってもらうというもの。口では話せなくても、この方法なら暴力を受けていることを他人に知らせることができるかもしれない。

 

とてもいいことだと思い、ネットで拡散されるべきことだと感じた。だけどリンク先の記事を読み進めていると、不安を訴える声が紹介されていた。それはこの事実が拡散されてしまえば、暴力を行っている人間もサインを知ってしまうということ。

 

子供や配偶者の手のひらに黒い点があるのを見つけることで、さらにDVがエスカレートするのではと危惧されている。たしかにそうだよね。最初に書いた白杖とはちがい、DVの事実を伝えることの難しさはこの点にある。

 

そのことを認知した上で、このキャンペーンの主催者は行動を起こしている。手のひらに黒い点を付けたからといって、DVが解消するわけじゃない。とにかく暴力を受けていることを伝えられない人が大勢いる。このキャンペーンを実施することで、DVの事実を他人に伝える方法について大勢の人が考えるきっかけにして欲しいと述べている。

 

つまり手のひらに黒い点をつけることが、絶対的な方法ではないということ。問題は DVそのものであり、どうすれば暴力をなくせるかということだろう。そういう意味では、このキャンペーンがきっかけになればいいなと思う。ということで悩みつつも、こうした動きがあることを紹介しようと思った。一人でも多く、DVで苦しむ人が減りますように。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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