高羽そらさんインタビュー

ドラマの謎が原作で解けた

面白そうなのでたまたま観たドラマが、とんでもない長い旅の始まりになってしまった。アイザック・アシモフという世界的なSF作家の代表作である『ファウンデーション』がドラマ化された。まだシーズン1が放送されただけで、シーズン2は撮影中とのこと。

 

面白かったけれど、世界観がどうも理解できない。それで原作を読んでみようと思って調べてみると、他の作家が書いた関連本を含めると全部で13作品もある。長編作品ばかりで、文庫本だと上下巻に分かれているものもある。だけど乗りかかった船なので、全作を読破することにした。

 

これまで5作品を読破した。そして6作品目に読了したのが、実はもっとも最初に出版された作品。それも1951年というボクが生まれる前のこと。だけどこのシリーズの最初の作品を読むことで、ドラマで謎だったことがようやく解けた。

 

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2022年 読書#54

『ファウンデーション』アイザック・アシモフ著という小説。この作品の内容を語るのは難しい。なぜならすでに5作品を読了しているボクの頭は物語の登場人物で埋め尽くされているので、この作品だけについて語れないから。この物語に触れたことがない人にとっては、わけのわからない内容ばかりだろうからねwww

 

できるだけ簡潔に書いてみよう。宇宙をほぼ統一していたトランターという帝国があった。絶対的な栄華は続くように思えたけれど、ハリ・セルダンという若い数学者が心理歴史学を創設したことで、帝国の滅亡を数式で計算してしまう。

 

セルダンは帝国の滅亡に備え、その知識をターミナスという無人の惑星に移送することを考えた。そのターミナスという惑星がファウンデーションと呼ばれることになる。この物語は滅亡しつつある帝国に代わって、ファンデーションに暮らす人々が新しい世界を創設していくという物語。

 

簡潔すぎてわからないだろうけれどね。ドラマは原作をかなり変えてあって、別物だと考えるほうがいい。ドラマではハリ・セルダンに並ぶ主人公格で登場していたガール・ドーニックやサルヴァー・ハーディンは女性だったけれど、原作では男性になっている。

 

とにかくすべてを仕切っているのがセルダン。彼は心理歴史学を完成させることで、帝国の崩壊を予言し、その先に続く3万年の暗黒時代を計算によって導き出した。その暗黒をどうにか縮めて1000年ほどにするため、彼は密かにファウンデーション計画を作った。

 

今回の第1弾の物語はセルダンの登場に始まり、彼の死後もその計画が着実に実行されていく様子が描かれている。ボクがドラマで不思議だったのは、セルダンのホログラムが登場する場面。高齢で死んだはずの彼が何を伝えようとしているのだろう? シーズン1ではそのことが語れていないのでモヤモヤしていた。

 

この作品では『セルダン危機』という言葉で説明されている。セルダンの計算どおりにファンデーションは周辺の星々を配下に置いていく。ところが定期的に行き詰まる出来事が起きる。予言者のようなセルダンは、その時期になるとホログラムで登場してアドバイスするように仕組んでおいた。

 

例えばセルダンが死んで50年後に最初の『セルダン危機』が訪れ、ホログラムを見た当時のファウンデーションの市長によって危機回避に成功している。とまぁこんな感じで物語が進むんだけれど、その過程が最高に面白い。

 

ヨーロッパ諸国がアジアや南米に進出した方法とよく似ている。セルダンという人間を神格化することで、宇宙宗教にしてしまった。司祭が銀河の神の力を伝え、司祭だけが原子力を扱えるようにした。宗教と原子力を握られることで、周辺の惑星はファウンデーションに従属するしかなくなる。

 

それから何十年かして次の『セルダン危機』がやってくると、宗教での支配は停止して、次はファウンデーションの商人による貿易によって経済を支配してしまう。これまた現代社会の構図と同じ。第1弾のラストは、この経済政策もいずれ頭打ちになることがわかる。さて次はどう出る?

 

ということで近いうちに続きを読もうと思う。なんせまだ7作品も残っているからね。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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