世代を分断するSNSの使い方
いまや年配の人たちでも親しんでいるSNS。パソコン黎明期世代が高齢者となりつつあることで、デジタル世界に関する抵抗感が希薄になっているからだろう。
ただそうしたSNSの使い方は、世代によって大きくちがう。インターネットというインフラを使用していても、高齢者と10代の接点は離れていくばかり。それはSNSの使い方でわかる。
SNSのスタートと同時に世界を席巻したFacebook。だけど使用者の年代層は高齢化していて、若い世代からはそっぽを向かれている。リンク先の記事によると、アメリカの10代を対象とした調査によって、Facebookの利用者がここ8年で半減していることがわかった。
これは実感としてわかる。10代だったのが半世紀も前になるボクだって、Facebookを使うのはブログの更新通知のみ。なぜなら面白くないから。mixiと似たようなところがあって、特定のコミュニティ内だけで完結するような記事が目につく。要するに馴れ合いの雰囲気がつまらない。
まだそれだったらTwitterのほうがマシ。あの世界にはヤバい人も関わってくるから、ちょっとしたことで炎上する。世相を知るという意味では、Facebookに比べたら偏りがないと思う。でもそんなTwitterでさえ、若い世代は離れつつある。
理由として面白くないというだけでなく、10代の人たちは親世代と関わるのが嫌なんだと思う。自分の親が見るかもしれないSNSで、本音や動画を投稿することは避けたいだろうと思う。リンク先の記事によると、社会人になればSNSが仕事上のしがらみのようになってしまう。そうした閉鎖的な環境を嫌っているということもあるらしい。
だからSNSは世代によって分断されつつある。まぁ、それはそれでいいと思う。それぞれの世代が楽しめば問題はない。ただ情報収集としてSNSを利用する場合、そうした世代の壁を突破していくことが欠かせない。
ボクは情報収集としてSNSを利用しているので、Facebookはすでに活用価値が見出せない。同じ会社であるメタが運営しているInstagramも、今年になって以前より魅力を感じなくなってきた。オススメ投稿が鼻について、素直に楽しむことができない。
それに比べてYouTubeとTikTokは面白い。TikTokなんて時間があれば、いつまでも見ていられるような気がする。世間の動きを知る上でも、若い世代がどんな話題に関心を持っているのか、あるいはどんな動画が流行しているのかをリアルタイムで感じることができる。
TikTokを今年になってからずっと継続的に見ているけれど、たかだか半年余りでバズる動画の流れが変わっていることがわかる。数ヶ月前に流行っていたことが、現在ではすでに陳腐化していたりする。とても早いように思うけれど、日々接していているとそうした動きにも違和感を覚えなくなる。
世の中の動きを知ろうと意図してSNSを利用するなら、世代間の壁を越えていくしかない。それが面倒だと本気で感じるようになったら、それなりに老いてきたということなのかもねwww
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