エクソシストの逆襲が始まった
ボクのお気に入りのバンドであるイマジン・ドラゴンズが久しぶりにニューシングルをリリースした。『Eyes Close』というタイトルで、イマジン・ドラゴンズらしい心地いいロックナンバー。曲は言うまでもなく、このシングル曲のミュージックビデオが最高だった。
最初は現実離れした世界観の映像が続く。不思議な雰囲気だなぁと思ってエンディングになってビックリ! なんとヴォーカルのダン・レイノルズが自動車事故から意識を取り戻した場面になった。つまりそれまでの映像は、彼が見ていた幻想だったというオチ。いやぁ、ショートムービーを観ているようで面白かった。
さて、悪魔との戦いを描いたドラマもついにラスト前になった。
2024年 映画#63
『エクソシスト 孤島の悪魔』(原題:The Exorcist)シーズン2・エピソード9『繰り返される儀式』という2017年のドラマ。前回の感想については『悪魔の天才的な手口に脱帽』という記事に書いているので参照を。
前回までは悪魔の圧勝という展開。少年少女のグループホームを経営するアンディに取り憑いた悪魔。マーカス神父を疲労困憊にさせて眠らせ、トマス神父に幻想を見せることでその場を脱出。そして子供たちを殺すという目的を達しようとしていた。
今回はその続き。悪魔と統合してしまったアンディは、幸いなことにすぐに子供を殺さなかった。全員を廃屋に集めて、家族の再会を果たしてから全員をなぶり殺すつもり。その隙間に、まずは睡眠から目覚めたマーカスがアンディの脱出を知って付近を探す。
結論から言えば、もう少しで子供たちが殺される寸前にマーカスが駆けつけた。子供たちを逃すことに成功したが、アンディはマーカスに襲いかかる。そのアンディを操っている悪魔の本体は、幻想を見ているトマスの心の中にいた。
トマスはメキシコ出身で初の司教となるのが昔の夢だった。それが叶えられるという幻想を見せられている。幻想のシーンが先ほどの写真。悪魔はトマスの夢を叶えることと引き換えに、彼との統合を果たそうとしていた。ユニークな展開だったのは、シーズン1で悪魔祓いをしたケイシーという若い女性が幻想世界に出てきたこと。
このやり取りで、トマスはこれが幻想だと気づく。これはまさにボクが経験している明晰夢と同じ展開。夢を見ている時はなかなかそのことに気づかない。けれどもちょっとした違和感をきっかけにして、その世界が夢だと見破ることができる。トマスもこれと同じ状況で、幻想から覚めようと必死で踏ん張る。
けれども悪魔に負けそうになった時、トマスを現実世界に引き戻す声が聴こえた。それは女性エクソシストのマウスだった。ようやくトマスとマーカスの居場所を見つけたマウス。彼女がトマスを呼び戻したことで、マーカスを攻撃していたアンディも意識を失った。
ということで次回は最終回。いよいよトマス、マーカス、そしてマウスを加えた3人のエクソシストたちの逆襲が始まる。いやぁ、このドラマは本当に面白い。
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