なんやこのグダグダの設定は
午前中にXでポストしたように、今日は神戸大学のキャンパス内にお花見散歩に出かけた。見事な満開で、どの桜もすごい迫力だった。明日から大学も通常モードになるらしい。でも今日はまだ春休み中の日曜日なので、学生も職員もほとんどいない。だから貸切状態で桜を楽しむことができた。
妻と話していたけれど、来年も同じ時期を狙ってこのコースで花見をしようと思う。自宅マンションから歩ける距離なので、電車やバスに揺られる必要もない。神戸大学はかなりの高台なので、神戸の街も一望できる。ちょっとした軽食を持っていけば、ゆっくりとお花見を楽しめるだろう。
さて、久しぶりにひどい映画を観た。時間がなくて上映時間の短さで選んだ作品。これは失敗だったなぁ。
2024年 映画#64
『セットアップ』(原題:Setup)という2011年のアメリカ映画。
主人公はサニーという黒人男性。友人のビンスが計画した宝石強盗を決行。もう一人の友人のデイブの3人で500万ドルのダイヤモンドを奪うことに成功した。ところがビンスは最初から500万ドルを独り占めするつもり。それでサニーとデイブに銃を発砲した。
デイブは死亡。けれども重症を負ったサニーはその場を逃れ、ビンスに復讐をするという物語。復讐劇としてはいいんだけれど、そもそも人物設定とストーリーがグダグタだった。
サニーというキャラの特徴は人を殺さないこと。最終的に誰も殺さずに終わる。だからと言ってサニーに感情移入できない。だって宝石強盗をした悪党なのは事実。そのうえ人を殺さないと言いつつ、輸送車を襲う段階では街中で銃を乱射している。たまたまあたっていないだけで、流れ弾で人が死んでも不思議じゃない。それで人を殺さない、というキャラはしらける。
ビンスが裏切った動機も曖昧。刑務所に入っている父親はかなりの悪党。一般房に移されたら他の受刑者に殺されてしまう。だから特別房に居続けるためにワイロが必要だった。それでビンスは500万ドルを独り占めしようとした。これってどうよwww
いくら父親だと言って、そこまでやる? この親子関係の背景が出てこないと、これだけでは動機が弱すぎる。サニーが復讐を果たす過程も笑える。宝石の所持者もヤバいやつで、そのうえギャングも絡んできた。
そこでビンスが頼りにしているギャングに敵対している組織を争わせた。その抗争によってビンスを殺そうという計画。これまた中途半端。そのギャングのボスをブルース・ウィリスが演じていたけれど、なんだかもったいない気がしたなぁ。
最終的にサニーはビンスを殺せたのに、そのまま逃がす。それは殺さないキャラだったから。だったら何のための復讐だよ。ビンスに殺されたデイブの恋人に、ギャングから奪った金を渡して終わり。まじで何が言いたいのかまったくわからない作品だった。反面教師という意味で勉強になる作品だったかもwww
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