高齢者の暴走事故をなくす方法
ボクは自家用車を手放して12年以上になる。自動車の維持費や事故のリスクを考えると、手放す方が圧倒的にメリットが高い。でもそれは神戸というそこそこの都会に住んでいるからできること。だから都会の高齢者は、できる限り公共交通機関を利用するべき。
バス停や駅まで歩くことで健康維持にも効果があるし、アクセルとブレーキを踏み違えるというような不幸な事故もなくなるから。いまだに高齢者による踏み間違えによる死亡事故や、高速道路の逆走という恐ろしいことが起きている。ある年齢を超えたら強制的に運転免許を返納させてもいいと思う。
ところが地方ではそうもいかない。神戸のように公共交通機関が充実していないので、買い物や通院にも困ってしまう。全国的にバスの運転手さんが不足していることで、バス会社の経営状態も思わしくない。地方ではバス路線の廃止が続出しているそう。
そんな問題を解決できる、新しい試みが成功している。
町営バス廃止、オンデマンドタクシー導入し乗客4倍超に…住民「移動範囲広がった」
これはなかなかいいシステム。実施したのは徳島県の神山町という自治体。利用者が少ないことで町営バスが廃止された。でもそれでは住民が困ってしまう。そこで導入されたのがオンデマンドタクシーという方法。
タクシー会社と提携することで、アプリを開発した。GPS機能がついた専用アプリなので、GOタクシーやUberというアプリと同じ。このアプリでタクシーを使用した場合、8000円を上限として85%を神山町が負担してくれるというシステム。
用途や回数制限はない。出発場所か到着場所が神山町内ならオーケイ。複数で利用する人も多いそうで、バス利用の4倍の利用回数となっているとのこと。小回りのきく小さな町だから可能なことかもしれない。それでも地方の交通問題解決の見本となるケースだと思う。
これなら高齢者も運転免許を返納する人が増えるはず。それは結果として、不幸な交通事故をなくすことにつながってくる。このシステムは地方だけでなく、そこそこの都会でも応用できる方法だと思う。一人でも多くの高齢者が自家用車を手放すことが暴走事故をなくす近道。だからこうした動きが全国的に広がっていけばいいなと思う記事だった。
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