死が楽しみになる臨死体験
ボクの好きな俳優は数多いけれど、スクリーンに登場するだけでその作品を期待させる俳優が何人かいる。その一人がジェレミー・レナーという俳優で、『ミッション・インポッシブル』シリーズや『アベンジャー』シリーズに出演している。独特な目力のある人で、ヒーローも悪役も完璧にできる俳優。
2年ほど前、ジェレミー・レナーに関するショッキングなニュースが流れてきた。除雪作業中の除雪車に巻き込まれ、生死の境をさまよったという事故。心配でたまらなかったけれど、一命を取り留めたということでホッとしていた。
そのジェレミー・レナーが新しい著書を出版したそう。その内容がなんと臨死体験にまつわるもの。著名なハリウッド俳優だけに、その著作は大きな反響を呼びそうな気がする。
瀕死の俳優が見た死後の世界「恐怖はなかった。ただ美しいエネルギーだけが…」ジェレミー・レナーが衝撃告白!
リンク先の記事はジェレミー・レナーの著者の内容をまとめたもの。臨死体験はこれまで多くの人によって数多く紹介されてきた。そしてそれらの体験に共通点が見られる。違いがあるとすれば宗教的な概念によるものくらい。基本的なものは酷似している。
そうした臨死体験については、科学的なアプローチも続けられてきた。それれは死に瀕した脳によるバク的な回答が多く、死後世界を肯定するものは少ない。その一方で、臨死体験者が知り得ない病院や家族の様子が詳細に語られる事例がいくつもある。唯物論者たちは、それらの事例も必死で否定しているけれど。
とにかくジェレミー・レナーの言葉を記事から抜粋してみよう。
「死んだ時、感じたのはエネルギーでした。美しく、そして常に繋がったエネルギー。そこには時間、場所、空間はなく、ただひたすらに電気的な、二方向のビジョンが広がっていました。私は宇宙にいるようでした。音も風もなく、ただそのエネルギーで全てが繋がっているのを感じたんです」
「すべての命が素晴らしく、死後はもっと良くなる」
「子供の頃、ディズニーランドに行った時やクリスマスの朝のような興奮が感じられた。すべてが愛と繋がっている、それが死後の世界だと思います。」
「私は今でも知っています。死は恐れるものではない」
ボクの場合は体外離脱で臨死体験とは異なるけれど、このジェレミー・レナーの言葉は感覚として理解できる。だからこの言葉についてこれ以上コメントをする気はない。なぜなら『死』に対する概念は、それぞれの人にとって固有で大切な宝物だから。
『死は自分の消滅であり、恐ろしいもの』という考えは、その人にとって必要な信条。そう思うことで体験するべきことがある。けれどもし臨死体験者の言うように『死』が素晴らしい体験だと知ってしまえば、その人は現実世界で前向きに生きる意欲を失ったり、安易に自殺を選択してしまうかもしれない。
だからボクは、死後世界を信じない人に証拠を突きつけて論破する必要はないと思う。それゆえこのジェレミー・レナーの体験も、必要な人にだけ届けばいいんだと思う。究極的には、誰もが『宇宙の真実』を知っているんだからね。だから知らないフリで学んでいる人の邪魔をしてはいけない。
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