高羽そらさんインタビュー

忘却と反復のシーソーゲーム

天気は下り坂で、ときおり雨が降る今日の神戸だった。でもいつもながら運がよく、買い物の行き道に小雨に降られた程度。ほとんどは傘なしで歩くことができた。湿度は高いけれど、気温が低いので気持ちよく坂道を登れた。

 

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いよいよ紫陽花の季節になったようで、あちこちでこんな素敵な花を見ることができる。紫陽花は土のphによって色がちがうから、個性的で楽しいよね。

 

去年も同じように紫陽花を見たと思うけれど、記憶なんてあいまい。花を見るということに関して、去年と3年前の記憶を比べたら、どこがどうちがうか説明できない。

 

いやもっと極端な話をすれば、先週と10年前の記憶だってあいまいなもの。先週だからより明確に記憶しているわけじゃなく、10年前だといってその時間分だけ色あせているとは思えない。『今』の時点から見れば、大して変わらない。

 

より印象的な記憶というのは、何度も反復しているから忘却をまぬがれているだけ。それだって厳密に言えば、自分の創作も混じるから事実とはちがうかもしれない。とにかく忘却と反復はシーソーゲームのようなもので、残しておきたい記憶は意識しないと失われていくばかり。

 

ボクが読んだ本や、観た映画のことをブログで書いているのは、紹介することだけが目的じゃなく、自分の記憶を反復するためでもある。1度しか読んだいない小説なんて、どんどん忘れていく。でも1年前のブログを読むことで、あっという間にその記憶がよみがえる。

 

これは映画でも同じで、ブログを通じて思い出していることは多い。ところが能動的に読む小説とちがって、動画である映画は受け身で観ることが多い。そうするとブログの記事を読んだだけでは、詳細を思い出せないことがある。

 

だから面白かったという印象が残っている映画で、詳しいストーリー展開が思い出せないときは、もう一度観るようにしている。そうすることで、その映画をより深く記憶できるし、見逃していた部分を再認識することで勉強になる。

 

昨日はその例のとおり、内容を忘れていた映画を見直した。

 

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『ダ・ヴィンチ・コード』という2006年のアメリカ映画。

 

原作を読んでいて、映画より原作のほうが面白かった、という記憶はある。でも映画もかなりのもので、主演のトム・ハンクスが次々と謎を解いていくことも覚えている。『ロード・オブ・ザ・リング』でガンダルフ役のイアン・マッケランが悪役をしていたのも記憶している。

 

ジャン・レノが刑事役なのも、エンディングでルーブル美術館にマグダラのマリアの棺がある、という設定も覚えている。だけどそこに至るトリックや謎があいまいで、中途半端にしか思い出せない。ということでじっくりと見直した。

 

そうだよね。この映画は聖杯を探す旅だったんだ!

 

聖杯といっても『インディー・ジョーンズ』のときのように、飲み物を入れる器じゃない。この映画で聖杯とされているのは、イエス・キリストの妻だったとされる、マグダラのマリアの『子宮』のことを指す。つまりキリストの末裔が、現代にも残っているという物語だった。

 

そういえば映画公開にあたって、ローマ・カトリック教会がボイコット運動をしたことまでも思い出した。記憶というのは不思議で、ひとつ思い出すと芋づる式に表出する。

 

個人的にキリスト教に関心があるボクにとっては、かなり興味深い物語。教皇を中心とした男性支配社会を目指すローマ・カトリック教会にとって、キリストの跡継ぎが女性だということを認めるわけにはいかない。とても説得力のある設定だ。

 

現在の日本における、女系天皇に関わる話題と共通する部分もある。この物語の原作を読んで映画を観た公開当時、マグダラのマリアに関する関連本を読み漁ったことがある。イエスの妻であることを隠すため、彼女を聖書で娼婦におとしめたという話は、事実はどうであれ都市伝説としてかなり面白い。

 

映画を見直してスッキリした。やっぱり定期的に反復しないとダメだよねぇ。わかったつもりで、何も覚えていないこともある。ということで、いくつか見直しの映画を用意している。また時間を見つけて観ようと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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