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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.680

銀行はオワコン。そう言われるようになって久しい。ボクもそう思うし、確実にその方向へと時代が進んでいる。

 

それでもまだ25日や月末になると、大勢の人がATMに行列を作っている。トラブル続きのみずほ銀行のATMを利用している人は、昨日までの3連休で悲鳴をあげていた。

 

この人たちは、今の銀行の現状をわかっているのだろうか? 本気で心配しているし、それを裏付けるデータも公表されている。

 

地方銀行の4割、本業で「3期連続以上の赤字」

 

妻と昨日の夜に雑談していた。地銀や信用金庫の多くは統廃合されて淘汰されていくだろう、という内容。そのことがいよいよ現実的になってきている。

 

地方銀行の4割が、本業で3期連続以上の赤字だということ。これはシャレにならない。本業というのは、企業や個人向けの融資で得られる利息や、投資信託などの販売手数料のこと。もうこれらの業務では地銀の半数近くが食べていけなくなっている。

 

20代の若い世代が起業を決意して、そのための資金が必要になるとしよう。以前なら経営計画書等を作成して、銀行と交渉した。ボクも税理士事務所で働いていた20代のころ、顧問先の資料を作って銀行と何度も交渉している。

 

でも現代の若い世代の人が、最初に頭に思い浮かべるのは『銀行』じゃない。

 

ほとんどの人が『クラウドファンディング』をイメージするはず。自分のアイデアをネットで公表して、支援者を集めるほうが早い。あるいはスタートアップを支援してくれる、ベンチャーキャピタルに声をかけるだろう。

 

そうなると地方銀行としては、古い感覚しか持たない中小企業に声をかけるしかない。下手をすれば焦げ付きを覚悟で融資することもあるだろう。とてもじゃないけれど、安定した利益を求めることは難しい。

 

本業で赤字だということは、いったい『何』で利益を得ているのか?

 

この記事によると、株式や国債等の有価証券を運用して必死で利益を確保しているらしい。ある意味ギャンブルに近い。

 

金融庁が31行の地方銀行やそのグループを調べたところ、23行で過度なリスクを取っていることが判明した。つまり一歩間違えば、会社の存続が危ぶまれるということだよね。めちゃ恐ろしい。

 

日本の場合は1000万円までの預金が保護されるので、取り付け騒ぎが起きるようなことはないかもしれない。だけど銀行業界がすでに泥舟であるのは事実。メガバンク等でも人材の流出が止まらず、優秀な人は他業種へ移動している。

 

銀行が安定した企業であるという妄想を抱いている人は、早く手放したほうが身のためだと思うよ。普段から銀行が存在しない世界をイメージしておくほうがいいような気がする。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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