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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.757

パワハラという言葉が世間を駆け回っている。先日もアイドルグループのひとりが自殺した原因として、所属事務所によるパワハラが取り沙汰されていた。

 

ボクはパワハラの存在を認識しつつ、どこか客観的な視点を持っている。それは絶対的なパワハラというものを概念化するのが難しいから。

 

まったく同じシチュエーションを想定した場合、パワハラをする方も受ける方も、その人たちによって感覚がちがうと思う。同じ言動や行動を投げかけられても、パワハラだと感じる人やそうでない人に分かれる。同じ状況だとしても、当事者の人間関係によって相対的なものになってくるだろう。

 

それゆえに、パワハラは難しい問題を含んでいる。なぜならやる側に罪の意識がないから。そのあたりがうまくまとめられている記事がある。

 

どうして、あらゆる会社にパワハラ上司が生まれるのか。

 

この記事で、パワハラをする人の原動力がまとめられている。

 

・「会社のため」「本人のため」などの、大義名分があること。

 

・「努力」への過剰な信奉。

 

・「悪は罰されなくてはならない」という強い信念。

 

この原動力はパワフルだよね。パワハラだという認識を持たないまま、自分が完璧に正しいという判断で部下に圧力をかけている。これはネットでの炎上も同じで、他人のミスを吊るしあげる根拠になっている。

 

パワハラをする人の根底にあるのがサディスティックな精神だったり、ストレスのはけ口であっても、この原動力によってすべてが正当化されてしまう。ひとつまちがえば、犯罪とたいして変わりない。

 

この記事で触れられているけれども、犯罪者とパワハラをする人のちがいは、その行為が罪だと考えているかどうかとのこと。たしかにそうかもしれない。飲酒運転でひき逃げをするのは、悪いことをしたという自覚があるからだろう。

 

だけどパワハラに関しては先ほどの原動力が機能しているから、自分が正しいとしか思えない。だから容赦ない。それゆえ相手を自殺するまで追い込んでしまうことになる。

 

パワハラは今に始まったことじゃない。ボクもパワハラを受けた経験があるし、もしかしたら反対に誰かを苦しめていたかもしれない。パワハラをやめましょうと大勢が呼びかけても、その本人に自覚がなければどうしようもない。

 

悲しいことだけれど、逃げる勇気を持つしかないと思う。耐えられて戦える人はいい。だけど誰もが反旗をあげることはできない。そんなときはそこから逃げることを真剣に考えるべき。

 

もっと自分に甘くていいと思う。ボクはそうしていくつも転職してきた。ストイックであることは大切だけれど、自殺するまで自分を追い込んでしまったら取り返しがつかない。限界が来る前に、なんとか逃げて欲しいなぁ。まぁそれができないから、苦しむんだろうけれど……。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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