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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.790

仏教の教えのひとつに、物や人に対する執着を手放すというものがある。この世界に存在するものは諸行無常だから、それらに執着することによって心に苦悩が生まれるとされる。

 

理屈で言われたらわかるけれど、そう簡単に手放せるものじゃない。ましてや最愛の家族を亡くしたとき、その事実を受け入れるのは難しいだろう。

 

ノムさんの告白「沙知代よ、君がいない毎日は本当につまらなくて」

 

野村克也さんの妻である沙知代さんが亡くなって、まもなく1年になる。そんな野村さんの現在の心境をインタビューした記事。とても切なくて、泣きたい気分になってくる。

 

本当に突然死だったらしく、そのときの状況が書かれている。重い病気で看病を続けるのも大変だろうけれど、何の前触れもなく突然亡くなるのも相当辛いと思う。野村さんの言葉からは、いまだにその事実を受け入れられないことがわかる。

 

沙知代さんは悪妻と呼ばれ、野村さんが南海ホークスと阪神タイガースの監督を辞任したのも、沙知代さんに原因があるらしい。履歴は詐称するし、嘘はつくしで、野村さんでなければ結婚生活は破綻していたと思う。

 

そんな沙知代さんを、野村さんは心から愛していた。ユニフォームを脱いでからも仕事を続けていたのは、沙知代さんがいたからとのこと。テレビに出ても、不満があるときはいつもダメ出しをしてくれたらしい。だから今は仕事を終えて家に帰ってきても、ダメ出しされないことが耐えられないそう。

 

野村さんがこれほど辛くて苦しい思いをするのは、沙知代さんという女性に対して執着して、依存していたからだと思う。だから仏教的に言えば、その執着を手放せば楽になるのかもしれない。

 

だけどボクは思う。執着したってええやん。依存したっていいと思う。それが過度でなければね。

 

突然に妻を亡くして平然としていられるほうが違和感を覚える。野村さんがこれほど苦しむのは、それだけ彼女のことを愛していたからだろう。ある意味執着というのは、愛の証であるように思う。

 

人間がこの世に存在するのは、その世界に対する執着があるからだと思う。だから人間にとって、執着は必要なものだと考えている。もしすべての執着を手放して悟りを開いてしまえば、この世に存在することができなくなるような気がする。肉体のまま昇華してしまうんじゃないだろうか?

 

だけど執着に翻弄されて、他人に危害を加えるようになるのは問題。バランス感覚は必要だろう。自分の執着を意識しつつ。依存心に向き合っていく。そこから魂の本質に気づいていけるような気がする。

 

野村さんが沙知代さんに対する執着を完全に手放せば、新しい執着を見つけない限り、沙知代さんのところへ行ってしまうような気がするなぁ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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