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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.835

あなたが犬や猫のペットと暮らしていたとしよう。そのペットの余命が残り少ないと獣医さんに宣告されたとき、もし彼らが辛そうにしていたらどうするだろうか?

 

できる限り生きて欲しいと思うけれど、無駄に苦しませることは耐え難い。ボクなら心を決めて、安らかに眠らせてもらうことを選択する。なぜならペットたちはかけがえのない家族だから。

 

だけど同じ家族でも、人間の場合そうはいかない。妻や夫が余命宣告をされて苦しんでいても、今の日本で医師に安楽死を依頼すれば犯罪になってしまう。麻酔による緩慢な死も認知されつつあるけれど、まだまだ一般的ではない。大抵は延命措置が取られる家族の姿を見せつけられることになる。

 

これは家族としての視点だけれど、本人にとってはさらに深刻だろう。特に尊厳死を求める人は、絶望的な思いのまま最期を迎えることになる。ボクなら安楽死が認められている海外へ行ってでも、自分の意思で死を選びたい。

 

「良い死」で死にたい…賛否両論の「安楽死」いま何が問題か

 

安楽死についてはこのブログで何度も取り上げている。明確な答えが出ない問題だけに、常に考え続けたいし、最新の情報を知りたいと思っている。

 

この記事では安楽死に関する各国の事情がわかりやすく紹介されている。これを見ている限り、日本は安楽死の後進国のように思える。だけど冷静に考えると、そうだと言い切れない気もする。

 

安楽死といえばオランダが頭に浮かぶ。でもこの記事を読むと、若干の誤解があるように感じた。オランダは積極的に安楽死を認めているわけじゃない。治癒の見込がない人に対し、医師がその死に関与することを『容認』しているだけ。

 

本当はいけないことなんだけれど、罪には問いません、ということ。

 

ところが世界的な傾向として、安楽死に対する基準が曖昧になりつつある。どちらかと言えば、適用範囲が拡大されているとのこと。これは一歩間違えば、単なる自殺幇助になりかねないと危惧されている。

 

現在の基準としては、肉体的な問題が判断材料にされている。だけど解釈が拡大されたら、心の病までも適用されてしまうかもしれない。そうなってしまうと、そこにはカオスしか存在しないだろう。

 

そういう意味では、慎重な日本の態度は決して遅れているわけではないのかも。ただこれからの時代、安楽死については議論を続けるべきだと思う。できることなら自分の死期を確信できたとき、安らかな死を選択できることを願っている。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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