SOLA TODAY Vol.895
昨日の夜のニュースにびっくり。ピエール瀧さんがコカイン使用容疑で逮捕されたとのこと。
ボクが最初に疑ったのはガセネタかどうか。ネットニュースなんてあてにならないことが多いから、反射的にそうするクセがついてしまった。それで複数のニュースを検索したら、本人も自供しているとのこと。ありゃりゃだよね。
視聴率が低迷しているNHKの『いだてん』は、放送打ち切りの噂が出ていた。まぁ噂だけで終わるんだろうなぁ、と思っていたけれど、彼の逮捕によって本当になってしまうかも。言い方は悪いけれど、NHKにすればピエール瀧さんの責任にして打ち切ることができるものね。
近年のパターンだと、また自粛の文字が暴れ出すはず。ピエール瀧さんの出演作はかなりの数になるだろうから、泣きたい気分になっている人は数え切れないだろう。もういい加減に自粛なんてつまらないことはやめて、コンテンツを守ることに業界は一致団結して欲しいと思う。
でもネットのニュースは誤解を招くうえに、影響力が強いからなぁ。デマが飛び交ったりするだろうし、意図的にねじ曲げられた報道がなされることもある。
昨日読んだ記事も、報道による印象操作を指摘している内容だった。
それは東京の福生病院で、透析中止の選択肢を示したことで女性が亡くなったという報道。その病院では過去にも同じようなことがあり、20人が亡くなっているらしい。
ボクがこのニュースを最初に知ったとき、違和感しか覚えなかった。人工透析が必要な人に透析をしなければ、亡くなるのは素人でも理解できる。つまりわざわざ死なせるようなことを医師が口にするのは、どう考えてもありえないと感じた。
だけどニュースを見ていると、まるで殺人事件かと思うような内容しかない。肝心なことが抜け落ちていて、悪意のある報道にしか感じられなくてモヤモヤしていた。
でもこの記事を読んで、ボクの違和感が普通だったことがわかった。くわしくはリンク先の記事を読んでもらえばと思う。著者は医師なので、その説明に説得力がある。ニュース記事を鵜呑みにしてしまうと、このことに気がつかないだろう。
人工透析が必要は人は、腎不全であることはまちがいない。ただしその原因となる病気は様々だし、患者さんによって年齢や既往歴もちがう。あえて人工透析をすることで、無駄な苦痛を与えてしまうこともある。だから選択肢として、医師は人工透析を勧めないこともあるそう。
命を助けたいと願うのが医師の本能だから、どうしても必要な人には人工透析を勧めるはず。だから亡くなった人は、医師と患者や家族が検討したうえで、人工透析を選択しなかった結果だと思う。そのあたりのことが、報道ではスルーされている。それも意図的な匂いが強い。
真実よりも新聞や雑誌が売れたらいい。ネットでのアクセスが増えればいい。そう考えるマスコミは、あえて事実を誇張したり捻じ曲げる可能性があるということ。ピエール瀧さんに関しても、きっとそういうガセネタが盛り込まれていくんだろうなぁ。
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