納豆の語源はアフリカ?
新型コロナが騒がれるようになってから、我が家で常食するようになった食品がある。それが納豆。
元々好きなので、思いついたときには食べていた。だけど冷蔵庫に常備するようになったのは今年の春から。免疫力が高くなるというウワサに乗りつつも、美味しいし、健康にもいい食品なので、この習慣を続けたいと思っている。
そんな納豆という言葉の語源は、言語学者でもわからないらしい。中国由来だと思っている人は多い。ボクもそう思っていた。よく言われているのが豆腐と納豆の入れ違い。
豆が腐ると書いて豆腐。豆が納まると書いて納豆。だから中国から日本に伝わるとき、二つの言葉がテレコになったという説。ところがこれはデマらしい。
豆腐は中国の食べ物だけれど、納豆はそうでもないらしい。納豆という漢字の名付け親は日本らしく、中国ではそのまま納豆という言葉を使用しているとのこと。どちらかと言えば、日本の輸入食品という扱いらしい。
ちょっと調べてみたけれど、納豆は縄文時代には食べられていた形跡があるそう。平安時代には食品として認知されている。その製法が大陸由来のものか、それちとも日本で開発されたものかわからない。だけど『納豆』という言葉がメイド・イン・ジャパンなのはまちがいないらしい。
だけどビックリする記事を見た。もしかしたら納豆の語源はアフリカかもしれないwww
納豆の語源はセネガルにあり!? アフリカ納豆探検隊が食べた“驚きの美食”
アフリカのセネガルに納豆とそっくりの食べ物があるという記事。古くから郷土食として親しまれていて、健康にいい食品として普段から食べられている。その名前が驚く。セネガルのウォロフ語でこういうらしい。
『ネテトウ』
これがセネガルの言葉として普通に使われている。使っている豆は大豆ではなく、アフリカ固有の豆らしい。でも製法はよく似ていて、納豆のように発酵して糸を引いている。だから納豆菌が繁殖しているんだろう。
ただこの『ネテトウ』がいつごろから食べられているのか、この記事ではわからない。もし日本の歴史より古かったら、納豆の語源はアフリカかもしれない。そう思うとワクワクしてくる。大陸を経由したドラマが生まれそう。
でもボクの想像だけれど、きっと日本人の誰かがアフリカに渡ったか、あるいは何らかの理由でセネガルの人が日本に来たのだと思っている。それがどれほど前のことがわからないけれど、納豆と同じようなものをセネガルで作ろうとした気がする。それで名前も似ているんだろう。
真実はわからないけれど、ここにもドラマを感じるよね。どんなふうに納豆がアフリカに伝わっていったのか興味深い。まったく知らない国で、同じような食品を、同じような名前で呼んでいるなんて不思議。想像力をかき立てられる、とても面白い記事だった。
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