緊急時の対応に必須なこと
最近のマンションでは廊下に消火器が設置されている。一戸建てでも万が一のために用意している家は多いはず。だけど実際に火事が起きたとき、あなたは消火器をきちんと使用できる?
ちなみにボクは完璧に使える。なぜなら20代のときに父が経営していた消防設備メンテナンスの会社で働いていたから。平日はホテルやビルの火災報知器や消火器の点検をしていたし、古くなった消火器の詰め替えができる資格も持っている。
さらに当時、土日になると京都市内の町内会で実施される消防訓練に立ち会っていた。オイルパンとガソリンを用意して、火事を想定して燃焼させる。そして消防署員立ち会いのもと、町内会の人たちに消火器の使い方を説明していた。実際に手本として使って見せたりもする。
小中学生のころから父親の手伝いで消防訓練を見てきたので、粉末消火器でも泡消火器でも余裕で使える。でもほとんどの人は実際に使ったことがないので、自宅で火事が発生したときにまともに使えない。マンションの廊下に出てあわてて消火器を持ってきても、ボヤの現場に来たときには消化剤が無くなっているという事例はかなり多いそう。
緊急時に冷静でいることは難しい。それだけに普段からシミュレーションをしていないと、被害にあったり、最悪の場合は命を落としてしまう。緊急時をイメージすることで、使い方を確認して実際に体験しておくことは大切だと思う。ある記事を読んで、そのことをさらに痛感した。
iPhoneの緊急SOS機能で命の危機を救われた女性が登場、緊急時のSOSの出し方はこんな感じ
Androidは知らないけれど、iPhoneには緊急SOS機能がついている。リンク先の記事は、普段からその使い方を知っていたことで、レイプされる寸前で助かった女性の体験談。
友人とお酒を飲んだあと、深夜にタクシーに乗ろうとしていた。そのとき困った様子の若い男性が目に入った。尋ねてみるとスマートフォンを失くしたとのこと。それで気の毒に思い、探すのを手伝ったそう。無くした携帯の番号を鳴らして探したけれど、なかなか見つからない。
やがて人の少ない海岸の近くまできた。まぁこの時点で女性に警戒心が欠如していたのは事実。気がついたときには、その男性が襲いかかってきた。相手の携帯を探すつもりでiPhoneを手にしていたから、とっさに緊急SOS機能を有効にさせたそう。
通話できないけれど、911には状況がすべて伝わっている。GPSで位置もすぐにわかるので、レイプされる寸前に警察が駆けつけてくれて助かったとのこと。この女性の不注意もあるけれど、普段から緊急SOSの使い方を確認していたので、あわてずに対処できたとのこと。
災害や犯罪から命を守る機能が身近にあっても、使えなかったら意味がない。緊急時を想定して使い方を熟知しておくことは本当に大切だと思う。iPhoneを持っている人で緊急SOSの使い方がわからない人、あるいは緊急SOSの存在さえ知らなかった人は、いますぐチェックしておくほうがいいと思うよ。
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