歳を取ると1年が短くなる理由
今日から10月。ということで恒例の大掃除を始めた。我が家はで厳寒期となる12月を避けて、夏が過ぎて動きやすくなったこの時期に大掃除をしている。といっても毎日しゃかりきになって掃除をするわけじゃない。ちょっとしたルールがある。
1日置きで、かつ2時間を超えないこと。
これを無視すると疲れが蓄積して、掃除が手抜きになってしまう。疲れを貯めず、かつ気持ちよく掃除を終えるためには、このルールを守ることが大切。だから終了まで1ヶ月ほどかかるので、今月は大掃除月間ということになる。
スタートの大掃除はいつも決まっている。それはミューナのトイレ。つい先ほど終えて、太陽の光をいっぱいに浴びてピカピカになった。トイレをセットしてあげると、さっそくミューナがオシッコを。気持ちよく使ってくれているのを見ていると、綺麗にしてあげてよかったと思う。
それにしても時間の経過が早い。昨年の大掃除なんてついこの前にした気分。なのにもう1年が経過して、大掃除を始めることになった。年齢を重ねるごとに時間の経過が早くなるような気がする。子供のころと比べて、1年という時間が驚くほど短くなっている気がする。
もし同じように感じている人がいたら、すでに脳が老いつつある状態かもしれない。
中高年になってくると、誰もが口をそろえて1年が短くなったと嘆く。その理由はいろいろと検証されてきた。ボクが感覚的に納得しているのは、分数の概念を使った解釈。
人生経験を積むほど、基準とする分母が大きくなる。10歳の子供の1年は10分の1だけれど、50歳の人の1年は50分の1になる。だから心理的に1年が短いと感じるという理屈。科学的根拠は別にして、感覚として納得できる理由だと思っていた。
だけど最近の脳科学の研究によると、ある程度科学的な証明ができるとのこと。リンク先の記事は、アメリカデューク大学の教授が提唱している理由。
『時間感覚の違いは、年を重ねると脳で映像が入力・処理される速度が遅くなることが原因』
これってかなりショックな理由。年齢を重ねると脳の神経組織が成長して複雑な経路になっていく。だから信号が伝達されるのに時間がかかるようになる。さらに加齢によって経路が劣化していくので、さらに速度が落ちていくらしい。
1年という時間の長さは絶対的なもので変わらない。だけど受け取る情報を早く処理できる子供にすれば、1年という時間が長く感じてしまう。
ところが中高年になってくると、情報処理が子供のころより遅い。だから1年という時間があっという間に過ぎてしまうように感じてしまう。
わかりやすいイメージは空港等にある動く歩道。それに乗らないで、すぐ横を自分の足で歩いているとしよう。並んでいる機械のスピードは同じだけれど、速足で歩く子供にすれば動く歩道が遅く見える。
逆に歩くスピードが遅い中高年にすれば、となりの動く歩道が早く感じてしまう。要るすにこういうことなんだろう。1年の経過が以前より早いと感じるようになったら、脳の伝達機能が遅くなっているということなのかも。加齢現象だからどうしようもないよなぁ。
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