全てのものに心はあるよ
今朝、妻と朝食を食べながら話していたことがある。我が家の物たちは長寿だということ。
テレビ、DVDレコーダー、冷蔵庫、炊飯器は、京都から神戸へ引っ越したときに新調した。だからすでに16年目に入っている。
炊飯器の見た目はヤバいけれど、美味しくご飯を炊いてくれる。DVDレコーダーは数年前に地デジの録画ができなくて購入を検討した。でもここ数ヶ月はなぜだか復活している。
真冬に着ているダウンジャケットは14年くらいだし、お気に入りのカジュアルジャケットも同じくらい使っている。ちなみに物じゃないけれど、猫のミューナも今年の6月で18歳になるwww
「物」として生まれてきた限り、最大限使用してあげるのは大切なことだと思っている。だから「もう無理かな」というところまでは使う。靴や靴下だって、貧乏臭いけれど穴が開くまでは使い切る。
それが「物」に対するリスペクトだから。毎朝掃除をするときも、お風呂で家族の背中を流しているつもりで掃除機や雑巾をかけている。
なぜならボクは全てのものに心があると確信しているから。人間であれ猫であれ、そして植物や鉱物、さらに惑星や恒星等の全ての物質は素粒子に還元できる。
ボクはワンネス意識という、たったひとつのものが分離して宇宙が構成されていると考えている。だから意識や心の正体は素粒子であり、全てのものに心があるのは当然のこと。
そうした発想は以前からあり、汎心論と呼ばれてきた。
「すべてのものには心がある」という「汎心論」をとりまく現代の科学者や哲学者の主張とは?
汎心論について書かれた興味深い記事。リンク先によると、汎心論は16世紀頃に議論されてきたそう。その後は20世紀になって非科学的だということで退けられてきた。けれども最近になって汎心論が見直されているらしい。いい傾向だと思う。
ヨーロッパの人たちは、物を大切にする習慣がある。家具を何世代にもわたって修理しながら使う。この物を大切にする習慣の根底にあるのが汎心論だとボクは感じている。人間は無意識に物に心があることを感じ取っているんだと思う。
リンク先の記事で取り上げられているルパード・ジェルドレイクという生物学者がいる。ボクの好きな科学者で、彼の形態形成場仮説に共鳴している。そのルパードが汎心論についてこう述べている。
『人間だけではなく銀河全体が意識を持っていることは反論の余地がない事実であり、意識や心は脳だけではなく広く電磁波に含まれる』
本当にその通りだと思う。「全てはひとつ」だからね。汎心論がもっと本気で議論される社会になればいいなと思う。
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