暗闇の中でジャンプ
9月も中旬近くになってきて、本格的な秋の気配ですね。涼しくなるとアクティブになりますので、昨日から雑用を含めて物事が進んでいます。ちょっと気になっていて手のつけられなかったことを一気に片付けたので、スッキリした気分です。
食欲の秋とともに読書の秋ですが、私の読書量も加速する一方です。この3日で2冊の本を読了したのですが、久しぶりに私の人生を大きく変えるような本に出会いました。頭をげんこつでガンガン殴られたようなショックを受けましたので、まだ放心状態が続いています。
もっと早く出会いたかったなぁと思う本ですが、おそらく「今」という最適な時期に読んでいるのでしょう。これから私の人生がどのようになっていくかわかりませんが、「あぁ、あの時が大きな転換点だったなぁ」とこの本を読了した今日をいつか思い返すと確信しています。
『編集者という病い』見城徹 著という本と、『憂鬱でなければ仕事じゃない』見城徹、藤田晋 共著という2冊の本です。
この本を知ったきっかけは、以前に紹介したスマホアプリの『755』です。そこで見城さんのトークを毎日読むようになって、その人物に感銘を受けたからです。そしてこの2冊の本を読んで、私は見城徹という人物に完全に惚れてしまいました。
数えきれないほどのミリオンセラーを送り出してきた見城さんですが、初めて自分の名前で出版された本が『編集者という病い』です。いろいろな雑誌等で書かれた記事を編集して集められたものですが、最初の序文を読んだだけで圧倒されます。
さらに著名人との命をかけたやり取りを読んでいるだけで、自分の人生の浅はかさが浮き彫りにされるように感じました。興味深いエピソードがたくさんあります。中上健次さん、村上龍さん、石原慎太郎さん、ユーミン、郷ひろみさん等、どれも素晴らしい話しでした。
そのなかでも生々しく心に残っているのは尾崎豊さんとのエピソードです。まさしく命のやり取りといっていいお二人の関係だったようです。常軌を逸した尾崎さんの生き方に、見城さんも自殺を覚悟されるほどの状態でした。心が揺さぶられました……。
そして『憂鬱でなければ仕事じゃない』という本は、見城さんの語録を自らが解説されて、アメブロを作られた藤田さんがさらに自分の意見をそれについて書かれている本です。読み出したら止まらなくて、半日で読了してしまいました。そしてその語録の見出しを、先ほどパソコンに記録しておきました。
さっそく見城さんと藤田さんが共著されている他の本も図書館で予約しました。見城さんが度々話されている言葉に「暗闇の中でジャンプ」というものがあります。想像するだけも勇気のいる行動です。でも私もその「暗闇の中でジャンプ」しようと心に決めた3日間でした。
最後に見城さんの言葉をそのまま引用させていただきます。
「暗闇の中でジャンプするのは、とても怖いことだ。自分が今立っているのは、切り立った崖の端かもしれない。しかし、未知のステージや世界に飛び込むからこそ、前進がある。人生とは暗闇の中のジャンプの連続なのだ」
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