メチャ気になる Vol.73
税理士事務所に勤めていた経験がありますので、法律に対して馴染みがあるほうです。個人的なことで法務局に提出するややこしい書類を、完璧に作成して達成感を覚えた経験もあります。それでも面倒なことはたくさんあります。しかし将来はそうした法律的に面倒なことが消滅してしまうかもしれません。
『駐車違反切符16万枚の取り消しに成功したチャットボット弁護士』
アメリカのスタンフォード大学の学生が作ったAIであるチャットボット弁護士が、駐車違反切符16万枚の取り消しに成功したそうです。
これは法律相談ができる無料のWebサービスで、昨秋にロンドンでスタートして、今春にはニューヨークでサービスが始まりました。このAIを開発したJoshua Browder氏は過去に駐車違反切符の異議申し立てを経験していて、定型的な手続きで取り消しが可能であることを知りました。
相談者は駐車禁止の標識がはっきりと認識できたか、駐車場の広さは十分だったか等の簡単な質問に答えることで、取り消し可能かどうかを判定してもらえます。そしてそれに関する手続きを教えてくれるのです。25万件の相談があり、そのうち16万件が取り消しに成功しました。
その他にも、旅客機が遅延した際の補償金の請求方法もAIが答えてくれます。今は難民申請をするロボットの開発を進めているそうです。なかなかユニークで期待できるシステムですね。
AIが進化することで消滅する職業として、弁護士があげられています。初めてそのことを知ったときは疑問に思いましたが、こうした記事を見ると納得できます。現在の技術なら、役所で行っている無料の法律相談程度ならAIで対応可能だそうです。
AIなら膨大な過去の裁判の判例を記憶しておき、瞬時に引き出すことが可能です。もしかしたら未来の裁判所では、被告を挟んで検察と弁護側のAIがやり取りするようになるかもしれませんね。
弁護士以外にもAIの発達によって消滅が予想される職業として、医師があげられています。先日もブログで取り上げましたが、戦闘機のパイロットでさえAIの能力に太刀打ちできません。医師会等の既得権益者は猛反発するでしょうが、医療行為がAIに取って代わる時代が本当に来るような気がしてきました。
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