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高羽そらさんインタビュー

SOLA TODAY Vol.164

ベーッシクインカム(BI)というものは、様々な形態があってしかるべきだし、少しずつ段階を踏む必要があると思う。

 

国家が最低限の生活に必要な金銭をいきなり支給するというのは、やはりハードルが高い。まずは地方自治体から、BIに匹敵する政策を実行していくほうがいいような気がしている。民間ではやれないことをやることに、行政の存在する意義があるはずだから。

 

そんな思い切った政策を、なんとボクの住んでいる神戸市が始めてくれた!

 

神戸地下鉄、中学生以下無料に 7月から海岸線、人口増など社会実験

 

今年の7月から来年の3月にかけて、神戸市は地下鉄の料金を中学生以下は無料にする。ただし路線が限定されていて、市営地下鉄海岸線に限る。神戸の市役所がある三宮の花時計前から、新長田まで続いている路線だ。

 

その動機には、かなり疑問を感じているwww

 

高齢化や産業衰退が進む兵庫区と長田区の南部地域を活性化させるため、という理由。つまり子供を呼び込むことができれば、大人も動くだろうという発想。若い世代に住んでもらうことを意図した社会実験らしい。

 

神戸に住んで9年目になるけれど、ボクはこの路線に乗ったことがない。ポートタワー等の観光地にもつながっているが、JRで行くほうが便利なので使うことはまずない。ヴィッセル神戸のサッカーの試合を見にく人なら利用するだろうが、普段からあまり利用者の多い路線ではないはず。

 

震災の後に無理して作ってしまった路線なので、神戸市はちょっと焦っているのかも。利用者数を増やさないと、市民から税金の無駄使いだと言われてしまう。それでなくても、神戸市自体は累積赤字を抱えているからね。

 

動機は疑問だけれど、発想と行動力はいいと思う。この決断は、BIの実験としてかなりいいものになるような気がする。できることならば利用者の多い山手線を無料化するほうが面白いけれど、まずはやってみることのほうが大切だろう。

 

正直に言えば、兵庫区と長田区の南部がこの地下鉄の無料化実験で活性化するとは思えない。若い世代が家庭を持つのならば、できる限り北へ、北へ、というのが神戸の人の感覚だと思う。

 

だけど公共の交通機関を無料化することの実験としては、なんらかのデータを採取できるはず。きちんとした情報収集ができれば、ちがった意味で活用することができるのではないだろうか。

 

この路線の沿線にはイオンモールの建設が予定されているので、行政の期待感が高まっているのだと思う。まずは中学生以下であっても人を動かすことで、活性化のきっかけになるかもしれない。

 

これを契機に、他の路線でも社会実験をやってほしい。今のところ他の交通機関でも、土日等に親がついている小学生以下の子供は、市バスや地下鉄が無料になる『エコファミリー制度』が行われている。2人までだけれどね。

 

でもまだまだこの程度では意味がない。もっと思い切ったことをしていかないと、新しい動きが見えてこないと思う。そういう意味でも、今回の決定には大賛成。BIの先駆けとして、まずは神戸が先陣を切っていくことが大切だと思う。

 

decoration/dcr_emoji_238.gif『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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