SOLA TODAY Vol.827
たしかAmazonの初売りは今日からだよね?
まぁAmazonのことだから、目玉商品をいくつも出しているんだろう。もしかすると福袋だってあるのかも。
ボクはプライム会員に入っていないくらいだから、Amazonのヘビーユーザーではない。それでもミューナのキャットフードを含め、いくつかの日用品をAmazonから購入している。元旦に洗濯機が故障したときも、もう少しでAmazonで買おうと思ったほど。
ただ少額の日用品を買うとき、ちょっと困ることがある。それはAmazonがやっている「あわせ買い」というやつ。かなり安い値段なんだけれど、合計で2000円を超えないと買えない商品が増えた。
だから早めに在庫チェックをするようにして、できるだけまとめ買いをしている。あっ、あれが無くなったと思っても、簡単に衝動買いできない。その「あわせ買い」の対象商品が、今後さらに広がっていくみたい。
この記事で取り上げられているのは雑誌。去年の11月にAmazonから出版社に通達があったらしい。これまで「あわせ買い」の対象となる雑誌は税込432円未満に限定されていた。それが税込972円未満に変更され、すでに11月1日から適用されている。
出版不況を牽引しているのは雑誌の売れ行き不振。そのうえAmazonで「あわせ買い」の範囲が拡大されると、ますます雑誌が売れなくなるだろう。今まで気軽に買っていた人も、いちいち2000円以上を意識しなければいけないのなら、もういいかということになってしまう。
こういう状況になるのは、輸送コストの高騰が影響しているとのこと。Amazonは送料無料になる場合が多いから、少額の売上では効率が悪い。かといって運送会社に無理は言えないから、どうしても利用者に負担をしてもらうしかない。そうなれば「あわせ買い」を増やすしかないだろう。
これは仕方ないよね。お正月でも関係なく走っている宅配便のトラックを見ていると、本当に大変だと思う。できる範囲で、消費者として協力したいと思う。
まぁそれにしても、出版業界には痛いよねぇ。電子書籍なら運搬コストは関係ないから、出版社の意識もそちらへシフトしたいだろう。だけど現状を見ていると、電子書籍へ移行するのではなく、本離れが加速しているように感じる。紙の本を買わなくなった人の多くが、そのまま電子書籍に移行するわけじゃないからね。
物流ということに関して、大きなシフトの時代が来ているのかもしれない。
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