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高羽そらさんインタビュー

遺伝子組換えの逆襲

遺伝子組換え食品に対して、ボクはほとんど抵抗感がない。そうした食品に関する書籍や記事を読んだことがあるが、遺伝子組換えという名称から感じる印象とずいぶんちがう。合理的でとても安全な食品だと思った。

 

だからあえて避けようと思わないし、顔色を変えて遺伝子組換え食品を攻撃している人を見ると感情的な反応にしか見えない。おそらくなんでも反対する人たちなんだろう。

 

だからといって、遺伝子組換えを無条件に支持しているわけじゃない。どんなことでもそうだけれど、必ず負の側面があると思う。まさにこの記事の出来事がそうだろう。

 

遺伝子組み換えされた蚊を野生に放ち撲滅する実験が失敗、予想外の結果に

 

それは蚊を使った実験。蚊はデング熱やマラリア等の伝染病を媒介する。日本では蚊に対してそれほど危機感はないけれど、世界的には蚊の脅威は見過ごすことができない。そこで遺伝子組換え技術を応用することになった。

 

蚊の遺伝子を操作して、交配すると生まれた子孫が死ぬという遺伝子に組み替えた。そしてその蚊を放した。

 

安全性について議論されたが、たかが蚊のことだと思ったのだろう。各地で実験が強行されている。ブラジルでは1週間に45万匹の遺伝子組換えの蚊を放った。27ヶ月も実験が実施され、数千万匹の蚊が放たれたことになる。

 

その結果どうなったか?

 

この記事によると、当初は蚊の数が減ったそう。ところがすぐに元の数字に戻った。調査してみると、野生のメスの蚊は遺伝子組換えをしたオスの蚊と交配を避けているそう。でもそれだけではない。

 

実際に交配して、その遺伝子を保持したまま生きている蚊も発見された。最初は数が減ったものの、その遺伝子に耐性を持つ蚊が登場したことになる。そしてその蚊は繁殖力が強く、実験をする前より蚊の数が増えてしまった。まるで遺伝子組換えの逆襲という雰囲気。

 

これは本来の生態系を破壊してしまったという、悪い見本の典型例だろう。遺伝子組換えの負の側面とは、こういう部分にあると思う。人間の都合だけ考えて行動に移してしまうと、取り返しのつかないことになりかねない。

 

抗生物質の効かない細菌が増えているのと同じだね。自然というのは生き残ることが主たる命題だから、全力で立ち向かってくる。人間はこの自然の摂理を、決して忘れてはいけないと思う。

 

蚊が苦手なボクなので、この記事は特に強く反応してしまったwww

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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