レジ袋の有料化にしらけている
昨日の7月1日からレジ袋が有料化になった。理由は世界からプラスチックごみを減らすため。
だけどいまの日本にとって、まったく意味のないやり方だと思う。だからボクはかなり以前から、有料化に関してしらけた気分でながめている。
なぜ意味がないのか、わかりやすく書かれている記事を紹介しよう。
なぜプラスチックごみが減らないかについて、ボクもこのリンク先の記事と同じ意見。結論から言えば、有料化になったって買うから。
当面はエコバッグが売れるだろう。だけどレジ袋はすでに市民権を得ている。生ゴミをまとめるのに使ったり、犬の散歩のときにウンチを入れるのに使うこともあるだろう。
さらに新型コロナウイルスの影響で、エコバッグが思っているより使われない可能性が高い。すでに海外ではレジ袋の有料化をやめている国も出てきている。きちんと洗濯をしてエコバッグを使っているならいいけれど、なかなかそうはいかない。そうなると毎回きれいなレジ袋を使うほうが衛生的に優れている。
そしてレジ袋は値段が安い。エコバッグの購入価格とレジ袋の負担を考えたら、毎回レジ袋を買ってもさほど変わらない。ボクが使っているスーパーは、かなり大きなレジ袋が3円で売っている。だから結果としてレジ袋の需要は減らないと思う。
さらにバイオマス25パーセントの袋は無料で提供できる。だから外食チェーン店ではそれらの袋を利用しているところが増えるだろう。エコバッグでテイクアウトされて食中毒の客が出るより、きれいな袋で持って帰ってもらうほうがいいから。つまりゴミは減らないwww
リンク先の記事では、さらに興味深い視点が提供されている。日本で年間に流通するレジ袋は、約300億枚ほどらしい。平均して1枚4円で売れたとすると、それだけで1200億円のお金が動く。
結局は消費者が負担することでスーパーの売上を生み、行政には法人税が入ってくる。なのにゴミは減らない。もう笑うしかないよね。
そもそも日本の場合、レジ袋に関する再処理はかなり進んでいるらしい。だからこれまでにもレジ袋がプラスチックごみを生み出す要因とはなっていないとのこと。だけど世界的な傾向に歩調を合わすため、日本だってきちんと対策をしていますよ、ということのために有料化したのだろう。
いまはレジ袋よりも、コロナ関連によるプラスチックごみが大量に出ているそう。フェイスシールドやスーパーのレジにかかっているビニールシートもプラスチックごみだからね。だからレジ袋を有料化したって、基本的には何も変わらない。
だからボクはエコバッグなんて買わない。有料になってしまったけれど、いままでどおりにレジ袋を使う。まぁ、レジ袋にお金がかかっていることを意識できるようになっただけでも、多少は意義のあることかもしれないね。
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