悪気がないからこそ怖い
今日はボクが4日に1度の買い物に出かけるせいか、昨日までの雨はあがって太陽が顔をのぞかせているwww
ただ運良く梅雨前線が南下しているだけなので、近畿では和歌山で大雨が降っている。本当に今年の梅雨は異常。いや、今年に限らないかもしれない。
この時期に気になるのが、傘を持って歩いている人。男性に多いんだけれど、長い傘を横向きに持って歩いている人がいる。その真後ろを歩いていると、傘の先が当たりそうになって、マジで不愉快極まりない。
ボクと同じことを思っている人は多いらしく、先日でもTwitterで話題になっていた。それを受けて、傘を「横持ち」する人にインタビューするという企画があった。その記事を読んで、ボクはさらに怖くなった。
傘の「横持ち」をしている人に直撃してわかった その意外な「理由」と気づいていない「危険」
ボクが傘を「横持ち」する人を見かけたらどうするか?
遠目で見ているときは迷惑だと思いつつスルーしている。でも目の前で傘の先を振り回せたらイラッとする。本音としては「オラァ、傘は立てて持たんかい!」と怒鳴りたいwww
だけど路上で他人とわざわざ喧嘩をしたくないし、もしナイフでも持っているようなやつだったら大ごとになる。それでボクがやるのは、気づかれないようにそっと手を伸ばして傘の先にわざと当たる。もちろん怪我をしないように注意して。
当然ながら傘の持ち主は気づいて振り返る。そのときに「あっ、痛っ!」という雰囲気の表情を作って演技する。するとほぼ間違いなく相手は「すみません」と謝り、その後は傘を立てて持つようになる。自分の傘の持ち方が、他人に危害を与えるとは思っていなかった、ということ。
リンク先の記事を読むと、ボクの感覚と同じだった。「横持ち」している人にインタビューすると、ほとんどの人が危険になるいう認識を持っていなかった。指摘されて、なるほど危ないから気をつけます、という返事になる。
危険だと感じていた人でも、考えごとをしていたり、雨があがって愉快な気分で歩くとき、無意識で「横持ち」をしていたと答えている。
つまり傘を「横持ち」している人のほとんどは、悪気がないということ。
でもよく考えると、そのほうが怖い。悪気がなかったり無意識だということは、気がついたら他人に怪我をさせてしまう可能性が高い。特に子供の場合は目線に傘の先が来るから、実際に目を怪我したという事例も起きている。
もし怪我をさせた場合どうなるか? 刑事罰としては悪意がないので、過失傷害ということになる。相手の怪我にもよるけれど、法律的には30万円以下の罰金で済む。だけど民事訴訟の場合はそう簡単にいかない。
例えば傘を「横持ち」して子供を失明させたとしたら、5000万円以上の損害賠償を課せられる可能性がある。何も考えずに傘を「横持ち」していたことで、他人の人生を奪い、自分も経済的、そして精神的に大きな負債を抱えることになってしまう。
悪気がないことほど、怖いものはない。この記事を読んで、本気でそう感じた。ボクも気をつけよう。
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