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高羽そらさんインタビュー

日本は台湾の期待に応えられる?

衆議院選挙が終わり、新しい政治体制がスタートした。自民党と公明党の与党は磐石。自民党への批判票は野党共闘を強行した立憲民主党と共産党ではなく、日本維新の会と国民民主党に投じられた感がある。

 

今回の選挙により、いよいよ憲法改正が現実味を帯びてきた。日本維新の会と国民民主党の協力があれば、憲法改正に関する国民投票まで持っていける可能性がある。一度も憲法を改正していない国なんて、世界で探すほうが難しい。時代や国際情勢に合わせて、国民の総意を憲法に反映させるのは普通のこと。

 

そんな日本の動きに期待している国がある。それは台湾。

 

台湾「日本が出兵協力」58%

 

共同通信の記事。台湾の民間シンクタンクが世論調査をした結果が公表されている。もし中国が台湾に対して武力攻撃をしたら? それに関する回答の一部がまとめられている。リンク先の記事から抜粋する。

 

『「日本が出兵して台湾防衛に協力すると思うか」との問いに58.0%が「見込みあり」と回答、「見込み無し」は35.2%だった。米軍については「見込みあり」が65.0%だった』

 

『台湾軍による自衛能力については48.4%が「自信あり」と答えたのに対し、「自信なし」も46.8%。中国による武力攻撃に対する備えは「十分」が43.7%だったが、47.6%が「不十分」と回答した』

 

日本では考えられない世論調査。だけど台湾の人にとって、中国による武力侵攻は想像の世界ではない。中国が台湾を自国の領土と主張している限り、内政問題として他国の介入を排除するだろう。それゆえいつ武力行使があっても不思議じゃない。

 

この世論調査によると、台湾の人たちがアメリカ、そして日本に期待していることがわかる。中国が現状において武力行使を実施していないのは、アメリカがにらみを効かしているから。ただアフガニスタンのように、アメリカが台湾から手を引く可能性はゼロじゃない。それゆえ日本に期待が集まるのだろう。

 

だけど現状の日本憲法では、自衛隊の存在そのものが曖昧になっている。実質的には世界標準以上の戦力を有している自衛隊。だけど憲法によって行動が制限されている。そもそも軍隊として認められていない。自衛隊で働く人たちのことを思うと、こんな宙ぶらりんの状態でいいわけがない。

 

憲法改正=戦争、という安易な発想しかできない人がいる。特に戦争を身近に感じてきた高齢者の人に多い。中国にすれば、そういう人たちを背後で応援するだろう。それは中国にとって有利でしかないから。

 

でも台湾に有事が発生したら、日本は絶対に無関係でいられない。有事勃発に対する初動の遅れが、未来の日本に重大な影響を与える可能性がある。とにかく現在の日本が過去のような植民地政策や侵略行為をすることなんてあり得ない。

 

もし過去のことをいうなら、スペインやポルトガルが南米で行った布教行為は、明らかな侵略戦争だろう。イギリスやアメリカだって同じ。だけどそんな諸国が現代社会において同じことをするだろうか?

 

だけど中国はわからない。チベット人やウイグル人に対するジェノサイドを見ている限り、決して過去の出来事ではない。先日発表されたアメリカ国防総省の予測によると、中国は2030年には1000発の核弾頭を有する見込みとのこと。その武力を背景に、台湾に対して何らかの行動に出る可能性はかなり高い。

 

日本が台湾の期待に応えられるかどうかは不確定。だけど自衛隊が現状のままでは、その可能性がゼロになる。だから少なくとも自衛隊の現状に関して、憲法改正を通じて国民の総意を尋ねることだけでもやってほしい。でないといまの子供たちが大人になるころ、日本がどうなっているかわからないよ。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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