高齢でも記憶力は落ちない
今日で連続100日目になるけれど、あることを始めている。たまたまネットで見かけて面白そうだったから。
それはDuolingoという語学アプリ。学習する人のレベルに合わせて、クイズ形式で語学の勉強ができる。書いたり読んだりだけでなく、ヒアリングもバンバン練習させられる。とりあえず100日前に英語でスタートしてみた。
これがなかなか面白い。だったら新しい言葉も学んでみようと思い、最初はイタリア語を探した。だけど日本語で学べるのは韓国語とフランス語しかなかったので、思い切ってフランス語を勉強している。これがまたまた面白い。
ゲームのようにライフがあって、答えを間違えると減っていく。課金すればライフを気にすることなく勉強できるけれど、無料でやっている方が面白い。ライフを減らさないように必死になったり、間違いが続けば広告を見てライフを増やすこともできる。
フランス語を始めたのは、これまで使用していなかった脳の部分を鍛えるため。なんとなくの直感だけれど、脳は筋肉と同じように鍛えなければ能力が落ちていくし、鍛えればいつまでも若いころと変わらず働いてくれる気がしたから。
そんなボクの直感は、間違っていなかったらしい。
老人の記憶力は若者と差がない! 「加齢とともに忘れやすくなる」と言われる理由とは
脳に関するボクの常識は、『脳細胞は一度死んだら復活しない、つまり年齢を重ねるごとに、人間の記憶力は落ちていく』というもの。でもこれはすでに陳腐化した過去の考えであって、現在ではこの説は間違いだというのが定説とのこと。知らなかった。
リンク先の記事に詳しく書かれているので、興味のある方は最近の学説をチェックしてもらえたらと思う。たしかに高齢になると認知症を発症しやすい。だからといって脳の機能が高齢化と共に落ちていくものではないそう。
脳の機能としては、平均的に75歳くらいまでは若者とまったく変わらない記憶力を有している。だから脳の健康寿命を伸ばしていくためには、60代から70代にかけて脳を使い続ける、つまり鍛えることが大切になってくる。
年齢を重ねて記憶が落ちたと感じるのは、ボクのように古い学説による思い込みが影響しているらしい。歳を取ってくると身体の不調を感じることが増える。それと同じく脳も高齢によって能力が落ちると思いこむことで、記憶力が衰えているのではなく『覚えようとする意欲』が衰えているそう。
つまり、脳を鍛える努力をしたくない言い訳に高齢化を使っているだけ。歳を取れば取るほど、筋トレのように脳トレが必要になってくるということ。そういう意味では、新たにフランス語を勉強しているボクの行動は理にかなっているのかな?
記憶力が落ちる最大の理由は、「記憶力が落ちた」と決めつけ、記憶をする意欲をなくした場合とのこと。この「マイナスの自己暗示」は高齢者に限らず、20代の人でもこの暗示による記憶力の低下が確認されている。
要するに気持ちの問題。できるだけ脳を活性化させたいなら、尻込みせずに新しいことを始めていくべきなんだろう。筋トレと同じく単調に鍛えるだけでは飽きてしまう。楽しみながら脳を鍛える方法を見つけて、脳を活性化させていくのが健康寿命を伸ばす秘訣かもしれないね。
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