大河ドラマ省略し過ぎちゃう
今日のXでもポストした通り、ナチュラルスピリットさんから『岩戸開き』第9号をご恵贈いただきました。読者プレゼントのコーナーで『夢体脱』を取り上げていただきました。恥ずかしいですが、『著者直筆サイン入り』という文字が(汗)
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さて、ここからいつもの文体に。
今日、昨日に放送された『どうする家康』の録画を見た。先週で豊臣秀吉が死んだ時、やはりバタバタしてきたなぁという印象。というのはこのドラマは前半に時間を使い過ぎた感があって、関ヶ原の合戦に至る経緯がどう描かれるのが心配だったから。
関ヶ原の合戦は徳川家康VS石田三成、あるいは北政所(寧々)VS淀君(茶々)というシンプルな図式では語りきれない。開戦に至るまでには、秀吉存命時からの出来事が大きく影響している。そのあたりをかなりすっ飛ばした印象なので、終わりが近づいてややドラマが薄っぺらいものになってきたのが残念。
そう思うのは、同時進行で読んでいる小説を比較してしまうからだろう
2023年 読書#91
『徳川家康〔15〕難波の夢の巻』山岡荘八 著という小説。文庫本で全26巻の大作。『どうする家康』をより深く楽しむために読み始めた作品。一時期はドラマを追い越していたけれど、ドラマがスピードアップしたことで一気に追い越されてしまった。
この第15巻のラストで秀吉が死んだ。でもこの作品のメインはドラマではさらっと触れられなかった豊臣秀次の廃嫡問題。秀吉の甥の秀次は関白にまでなって、豊臣家の後継として意気揚々だった。ところが秀頼が生まれたことで立場が急落。最終的に秀次は切腹、家臣たちの多くは殉死して、側室や子供達まで京都の三条河原で斬首されている。
この事件に対する家康の行動は、徳川家にとって危機一髪の状況だった。秀次は徳川家の嫡男である秀忠と懇意にしていた。それゆえ一歩間違えば、謀反人にされてしまう。実際、秀次を潰そうとした石田三成たちは、うまくいけば徳川家も追い詰めるつもりだった。
つまりここにおいて、すでに関ヶ原の要因が見えている。この危機を乗り切ったことで、家康は次の時代まで生き残ることができた。ドラマの主人公は家康なので、この事件について詳細に触れる必要はないだろう。だけどもう少し突っ込んで欲しかった。
それでもドラマではようやく家康の顔つきが変わった。いよいよ天下人の自覚が出てきたらしい。それでも家康の死まで描くとしたら、まだまだ大きな戦乱がある。省略は仕方ないけれど、あまり適当にならないことを願っている。
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